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花札って面白いのよ

お盆休みの中、何故か花札で遊ぶことが多かったので、書いてみようかと思いました。

花札と言えば、何やら良からぬイメージを持ってる方もいらっしゃると思いますが、私がやっているのはとても健全な花札。
点数を決めて、先にトータル500点を取ったら勝ちにするとか、「こいこい」と言う遊び方で先に15点取ったら勝ちにするとか、そんな具合でローカルルールを作りつつ、遊んでいました。

ルールとしては、絵を合わせるだけ。
点数計算もとてもお手軽なので、実は子供でもルールを覚えやすく、遊びやすいカードゲームだったりするのです。

ちなみに、花札を売ってる会社はいくつかありますが、一番売っているメーカーは、実はあの任天堂と言うのも有名な話だったりします。

一番馴染みのある花札は、きっと任天堂の「天狗」でしょう。

そして、最近は「マリオ花札」と言うものも販売しています。

マリオカートのアイテムの中に、「花札デザインのグライダー」が良く出て来るのは気のせいではないのです。
任天堂はゲームメーカーとして有名ですが、実は花札の販売元として、とても有名な会社だったりします。

花札に馴染む方法としては、一人でやり方を知る場合は、オンラインゲームをやるのが手っ取り早いと思います。
そこである程度のルールを覚えた上で、家族や親戚、友人とカードをめくって交流を深めるのも一つだと私は考えます。

ただ、花札には最初に書いたように「ローカルルール」と言って、場所によってルールが微妙に異なる場合があるので、誰かと一緒に遊ぶ場合は、ルールを確認しながら聞いて覚える形になります。

昨今、ボードゲームやカードゲームが注目されています。
実際に「知育」と言う観点から、子供に「アナログゲーム」をプレゼントする親も多くなりました。
コロナの状況下でも、売上を伸ばしていると言うニュース記事もあります。

その中で花札は「絵合わせ」なので、対象年齢は低く、7歳からと設定されています。
点数の種類も20、10、5、1と四種類しかありませんし、点数計算を親がすれば、幼稚園の年長さんぐらいでも出来る簡単なゲームです。

花札に馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんが、花札は「かるた」の一種です。
実はそれなりに頭を使って駆け引きしたり、時には思い切りの良さが必要になったりするので、なかなか奥が深いゲームだったりするのです。

花札は絵合わせの文化として、そして花に触れる文化として接すれば面白いのかなと言う気もしています。

ちなみに、ここからは花札に関する豆知識クイズです。
(この問題、たまにクイズ番組に出て来たりします)

■問題
この人は誰でしょう?

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正解は、小野道風です。

花札で遊んだことのある方は、見た事があると思いますが、実は平安時代の有名な書家である、小野道風なのです。
意外と知らない方が多いので、書いてみました。

私も書道部に入り、いくつかの書家の作品について説明を受けた記憶があるのですが、特に小野道風の草書は流れがあり、すごく趣があると言う印象を持った記憶があります。

実は私、書道も少し語れるんですけど、今日はこれぐらいしておきますが、
この札は、小野道風のある有名なエピソードを描いたものなのです。

道風が、自分の才能を悩んで、書道をあきらめかけていた時のことである。
ある雨の日のこと、道風が散歩に出かけると、柳に蛙が飛びつこうと、繰りかえし飛びはねている姿を見た。
道風は「柳は離れたところにある。蛙は柳に飛びつけるわけがない」と思っていた。
すると、たまたま吹いた風が柳をしならせ、蛙はうまく飛び移った。
道風は「自分はこの蛙の努力をしていない」と目を覚まして、書道をやり直すきっかけを得たという。
(Wikipediaからの引用)

そうなんです。
このエピソードが、そのまま花札の絵柄になっているのです。

小野道風が「努力をしなければ!」と教えてくれたカエルの話は、花札の絵札になっているのです。

しかも、花札の中にある、最強の20点札の5枚のうちの1枚として。

そんなこんなで、たまに遊ぶと面白い、花札の話をまとめてみました。

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