台風一過、次回につなげたい3つの反省点
反省点と言いつつ、幸運なことにケガも家屋の破損もなく、停電におびえることもなく、無事に台風10号を乗り越えられたわが家である。
強風にあおられつづけた室外機が壊れてしまうのではと不安だったが、朝 確認したところ動作に問題はなくホッとしている。それにしても、強風が生み出す不気味な“動作音”がトラウマになりそうな夜だった。
無事に乗り切って一安心!と手放しで喜びたいところだが、今回の台風をもとに次回の災害までに備えておきたい点があったため、備忘録兼ねて記しておく。
不幸中の幸いだが、今回は直前の台風9号でできる限り備えていたため、近隣のスーパーの品切れ地獄による影響は最小限で済んだ。台風発生の情報が入ったら「適切な量を」少しでも早くというのは多忙な夫のぶんまで今後も私が心がけておきたい。
●懐中電灯、ペンライトの電池は「外して保管」
ネットで検索すると「家電を保管する際は電池を外すのは常識」という情報が出てきて頭を抱えた。というのも、懐中電灯を購入しそびれたため(気付いたときには売り切れだった)代わりにアイドルのペンライトを用意したのだが、ペンライトの半分以上は液漏れした乾電池により故障していた。
電池の接続部が漏れた液体で錆び付いたペンライト。もう灯りがともることがないと思うと今さら寂しい気がした。点灯したぶんだけでも、乾電池を外して保管することにする。それから、防災のために懐中電灯をひとつ用意したい。
やむなく防災用の24時間点灯ろうそくを購入したが、猫がいたり小さな子どもがいたりするわが家では、屋内で火をつけることは割と億劫なものだった。停電になりませんようにとひたすら祈った一夜だった。
●カセットコンロ、カセットボンベ
カップラーメンが飛ぶように売れたと聞いて、停電中に一体どうやって食べるのだろうかと思っていたら、つまるところガスコンロやカセットコンロで湯を沸かすということらしい。
オール電化でキッチン周りは特に便利になったと思っていたが、防災用として1つ、カセットボンベと共に備えようと思う。台風が来てからではカセットコンロはもとよりカセットボンベも総じて売り切れだった。
●養生テープ、布テープ
先日の引っ越しで余って家にあった養生テープ1個を使って段ボールを止めようとしていたのだが、段ボールの重みに耐えかねて何度も貼り直しを強いられることになった。ベリっと剥がれる音がするたびに1mmくらいのストレスが積もった苦い思い出に。米の字貼りは養生テープで、段ボールは布テープで貼りたいと思う。場所をとるものではないので、物流が復活したら3個ずつ買って備えたい。
台風が去ってしまうと、防災用品に対する購買意欲が再び下がってしまう予感がしているので、自分の戒めのためにも次回の台風や冬の積雪による巣ごもり、未曽有の震災に備えて、リストアップしてみた。
災害大国に住まう以上、自分が納得いくまでできる用意をしたいと思う。なにはともあれ、長い夜だった。私だけでなく猫までも、リビングでダラっと寝てしまったほどである。
書きたい原稿が少々あるのだが、今宵は家族みんなで早く布団に入るとする。おやすみなさい。
2020/09/07 こさい たろ
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