撫でて撫でられ、好き好かれ。
猫は良い。これだから猫は良い。
週末も変わらず仕事に追われた夫。コロナ禍でも忙しいことは良いことかもしれないが、しっかりとした休みを取れていないことを思うと少し心配になる。
パソコンに向かう夫をひとり置いて、私は娘を連れて一足先に布団に入る。寝かしつけは寝かしつけで大変だが、私にとっては娘の寝顔が見られるぶん仕事よりも気持ちはラクだ。
私の寝巻きの袖を噛んでみたり、喃語を発してみたり、なかなか寝付かない娘。そんな娘がようやく眠りについて、時計を見るともうすぐ日付が変わって月曜日がやってきてしまう。
このまま娘と先に寝てしまっても良いのだが、遅くまでがんばる夫にお茶でもいれようかとベッドから立ち上がろうとしたとき。
リビングから｢猫ちゃん可愛いねぇ〜〜〜よしよし、よーしよし｣という夫の声と、ゴロゴロと喉を鳴らす猫の音。
このよーしよしはしばらく続き、夫は気持ち晴れやかに明日の出張の準備を終えたようだ。
繰り返す、猫はいいぞ。
明日からもいい1週間になりますように。おやすみなさい。
2020/09/13 こさい たろ
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