そうちゃんのベルマーク集め
ある日、孫の家へ行くと娘が『ベルマーク』を丁寧に切り抜いていました。
孫のそうちゃんの小学校ではベルマークを集めているらしく、『懐かしいな~』って思いました。
子どもが小さかった頃は、家でなんとなく集めたものを、「学校へ持って行きよ~」って定期的に持たせていたように思いますが、もう集める理由がなくなったので、普段買っている商品に付いているのかどうかさえ見たことがありませんでした。
娘は、「そうちゃんがベルマーク集めて学校へ持って行ったら、担任の先生がありがとうってゆうてくれたって喜んでるんよ、また持って行かせてあげようと思って」と言うのです。
そっかぁ、ほなおばあちゃんもがんばって集める!って思い、どんなものに付いているか買う時に必ず見るようにしています。
商品の裏を見て同じような商品なら、なるべくベルマークがついているメーカーのものを選んで買うようにもなりました。
私の貯める点数なんてほんのわずかですが(^^;)
何より、そうちゃんにベルマークを集めて持って行くことで、自分も何かの役に立っているっていう気持ちを味わわせてあげたいなって思います(^^;)
そうちゃんもおばあちゃんの家へ来たら、「ばあちゃんベルマークついてないか見てみるな」と食品や日用品のの袋や箱を点検して見つけようとしています。
私はそうちゃんに鷹揚な人になってほしいと常々思っています✨
と書けば、この人『鷹揚』の意味わかってるのかな?って思われるかも知れませんがわかっています😊
ベルマークをチマチマと集めるのが鷹揚な人につながる~?って思われてしまうでしょうか(^^;)
それ自体がすぐに鷹揚につながることはないと思います。でもいろんなことを体験することや意味を知ることは鷹揚さにつながっていくと思うのです。
他の記事に何度か書きましたが、そうちゃんは釣りが好きなのですが、釣って死んでしまった魚は仕方ありませんが、針を外した後も元気な魚はリリースします。たくさん釣れても釣れなくてもです。
持って帰れば食べられます。下処理して冷凍すれば何ヶ月も持ちます。でもリリースすれば大きくなってまた帰ってくるし、たくさん捕ってしまえば魚が少なくなってしまうことも分かっているからです。
1年生のそうちゃんは、リリースするとき「お父さんやお母さんが待っとうよ」って言いながら魚を海へ返すこともあります。子どもらしい言葉です✨魚のお父さんやお母さんが待っているであろうから帰してあげたいのだと思います。自分が魚だったら…って思うのでしょう。
そうちゃんには目の前の事象だけに目を奪われるのではなく、様々なことに思いを巡らして考えることができる人になってほしいなとも思います。それも広義の意味では鷹揚さなのではないでしょうか。
そうちゃんのママ(私の娘)やパパは認知能力を気にします。タブレットでする勉強もさせています。認知能力を否定するつもりはありませんが同時に非認知能力を育てることも大切と思うのです。
そのためにはやはり体験すること、体験して興味を持ちもっと知りたい!もっと体験したい!って思うことが大切なんだと思います。
ベルマークのことも今はあまり意味が分からないまま、ありがとうって言ってくれるから持って行っていると思います。でももう少し大きくなったら自分で調べたり学校でパンフレットをもらえば読むと思います。
その時、そうちゃんが『ふ~ん』で終わるのか『そういうことなんだ!🎵』って思って、あわよくばおばあちゃんにもベルマークってこういうことなんよって教えてくれたりするかなって思います。
そんなことを思いながら、カレーの箱のベルマークを切り取り、収集袋に入れました。
最後までお読みいただきありがとうございます。