好きを仕事に vol.4:まぼろし
こんにちは!りょうたろーです!
今回はほとんど知られてない、今ではまぼろしとなった3月の数々の事件をお伝えします!
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前回の振り返り
2017年3月4日、なんとか満員でスタートした初回のワークショップ、入念に準備していたこともあり子どもたちの表情からもいける!そう思っていた。
幻のワークショップ
一見大成功に見えた初回だったが、実は致命的なミスをしていた。それは
参加者の写真使用についての許諾
一応申込画面には
※当日の写真を広報等に使用することがあります。
とは書いていたのだけど、それでは不十分、ということで泣く泣く使用することができなくなり、満員が続いた第1回、第2回の写真は全てお蔵入りとなってしまった。最高に素敵な写真だったのに...日々学び!
値決めの難しさ
自分で何かに値段をつけたことがある人はどのぐらいいるだろうか?
値決めというのは本当に難しい
今のスクールは12,960円、これについては高いという人もいれば安いという人もいる。
ここで僕らの大失敗について触れておこう。
第1回、第2回と立て続けに、そしてすぐに満員になったのを見て、僕らはワークショップの価格をすぐに上げたのだ。最初は3,240円(将来的には5,400円)にしましょうということで設定していた。
初回の申し込み状況を見て「これならいける!」そう思い、何を血迷ったか料金を7,400円にしたのだ。強気な値上げである。
ところがどうなったか、皆さんは既にお分かりだろう。
最初は3,240円だったものが2週間後には7,400円になっていたのだ。
恐ろしいインフレである、もちろん参加者はふたたびゼロになった。
このことを知っている人は本当に少ない、こんな恥ずかしいことがあったなんて自分から言いたくもない。
でも、このnoteを読んでいただいている方には実際にあったこと、その時思っていたことを正直に伝えていきたいと思う。
そして自分だったらどうするかを想像してほしい、何かチャレンジする時に役立ててほしい、そう思います。
(↑スクール案内写真)
スクール問題
3月はワークショップ、4月からはスクールになっていた。
しかし、3月末の時点でスクールのお申し込みは1名。
そう、1名だった。
僕らは1人でも来てくれる人がいるのなら実施するつもりでいた。
しかし一方で1年でプログラムを届けられる人が1名になってしまうことも懸念していた。
皆さんが僕の立場ならどういう判断をしただろうか。
3月末に当時のオフィス(目黒の自宅)に集まって緊急会議がおこなれた。
このままスクールを続けるか、やめるか。
結論、僕らの判断はやめることだった。
なぜか?
YouTuberになる、という部分を教育や習い事だと捉えている人はほぼ世の中に存在しない。つまり僕らには実績がつくる必要があった。
一方でイベントなら参加したいという人は多いようだった、それにプログラムの改善は絶対にしなければならない、そう考えるとたくさんの人に届けて自分たちも成長し、プログラムを改善していくことが最優先なんじゃないか?
そう考えての判断だった。
そしてスクールからイベントに切り替えることは会場を貸してくださっているT-KIDSさんも同じだった。
「齊藤さん、一度お話ししませんか?」というメールが来た時点で、スクールをやめる話だろうとわかっていた。
誰よりもご迷惑をかけたのは、期待を込めてお申し込みをしてくださった受講者とその親御様だった。
楽しみにしてくださっていたのに、僕たちは裏切ってしまった。これは今振り返っても悔やまれます。本当に申し訳ございませんでした。
つまりYouTuber Academyは順調に滑りだしたかに思えたのは最初の1週間程度で、そのあとすぐに崖っぷちに立たされることになったのである。
柏の葉で崖っぷち状態の中で、もう一つ決断を迫られているものがあった。東京校についてだ。
東京校が存在していたことを知っている人はもっと少ない、3月に柏の葉でオープンするのと同時に東京でもスクールを行う予定になっていた。二拠点同時開催だ。
しかし、東京校の申し込み状況も芳しくなかった。
そこでまた目黒のオフィスで会議が行われた。このまま少しずつ東京校にも注力し続けるか、撤退するか。
始まって1ヶ月しか経っていなかったこともあり、正直誰も伸び代がわからなかった、しかし1ヶ所でもまともにできてないにも関わらず、2ヶ所もできるだろうか、限られたリソース(資金も含む)の中で注力すべきはどこかを話し合った。そして入社して2ヶ月目のインターン生が撤退がいいと思う、と理由と共に話した。1ヶ所ちゃんとできれば他でもやることも可能、まず一箇所をちゃんと完成させる、そして出来るだけ早く東京に戻ってこよう!
この意見を含め、話し合いの結果、東京校は撤退することにした。1ヶ月での撤退である。その場で即決、撤退します!と決めた時、一番驚いたのはインターン生、会議のあとラーメン屋に向かう道中に何度も「本当に撤退するの?やめるの?まじで?ほんとに?」とずっと言ってきたのはいい思い出。まさかまだ入社して2ヶ月の自分の一言、意見で撤退が決まってしまったことに不安そうな表情だった。
僕は自分が特別優れているとは思わないから、納得できるものなら何年働いているか、立場なんて関係ないと思ってる、だからこそチームはめちゃめちゃフラットにしている。そして今になってあの時の判断はベストだったとも思っている。ありがとう、たけぴん。
そんなわけで怒涛の3月が過ぎ去っていった。しかし課題はこれだけではなかった、最大の課題、それは...
次回は"価値とは?"をお送りします!4月から大学も始まったのでこのあと大変なことになりました。次回もお楽しみに!
子どもたちがワクワクするあったかい世界をつくりたいなぁ♨︎
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