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#36 さごし?聞いたことない魚なので保存食にする

会社やどこか出かけたら、必ず魚屋を経由するのだが、今回は魚系がまぁまぁのスーパーで「さごし」という魚に出会ったことが始まり。

「さごし」と打ち込むと、「砂越」が真っ先に出てくるあたり、この端末は「鉄」分豊富な利用者なのがうかがえる。笑
なんら庄内エリアに関係はない。(こういう文章書くと、本当にマニアみたいだな。)

閑話休題。

さごしの切り身はこんな感じ。

「さごし」@京都

要するに「鰆」であって、調べてみると鰆の幼魚で出世途中というわけだ。

それなら、保存食マニア(?)の私にかかれば、もちろん保存の道に向かうに決まっている。

どう保存するか。淡白な感じなのだろうから、濃い味付けってことで味噌漬け。
あとはやってみたかった冷蔵庫干物でいこう。

というわけで、味噌漬けから準備。
3種の味噌に、みりん、料理酒を絶妙なバランスで組み合わせる。

個人的にはほんのり甘口が好きなので、家族はそれに付き合わされる。
ただ、悪いもんじゃないから大丈夫なはず。笑

味噌漬け完成!

ベースは北海道の自然食のお店、「まほろば」さんのへうげみそ。
超絶高いお味噌だけど、旨味がすごい。これは絶品に仕上がる。
ぜひご参考までに。

続いて干物。
塩水は何%にするんだろう。。。と調べたところ、出てきたのは水900ccに塩100g。

むむむ。

そんなに水は要らないし、、えーっと水9:塩1だから、9:1=400:Xだから、、

などと小学生のドリルのようなことを考えて、結局水400ccに塩大さじ3という結果に落ち着いた。
(もっと頭の良い出し方あるだろ。きっと)

その難問(笑)を解いて完成した塩水に2時間くらい漬す。

塩水に漬ける

浸透圧の原理で程よく水分が入れ替わり、塩水が入っていくから味がつくんだっけ?
今の状態だったら、理科は再履になるだろうな。笑

2時間経ったので、今度は感想フェーズへ。

この夏でもない、ただの梅雨の再来ってタイミングで外に干すのも気が引けるので、冷蔵庫干物の方式へ。

これで一晩置けば一夜干しだし、数日置けば立派なしっとり系の干物になるというわけだ。
しばらく観察を続けよう。

我が家の冷蔵庫、実はもう1つ魚の保存食が。。

別の日の帰り道に見つけた鰤のカマがあったので、つい大人買い。
塩を塗ったくり、しばらく冷蔵庫に放置。

富山では有名なんだけど、塩鰤という保存食。
荒巻鮭を想像してもらえれば。

今の時期の個体だと脂が少ないからあっさりだろうけど、うまみのある塩でやればしっかり美味しく仕上がる。
これがあるとどんだけでも白米が進むので、常備食としているのだ。

養殖の個体は身が肥えすぎてて脂ギッシュ。やっぱり天然物だよね。
こちらも仕上がりが楽しみである。

嫁が里帰り出産で不在の間、こんな魚くさい冷蔵庫になっているとは夢にも思わないだろう。(いや、どうかな。慣れてるか。)

完成が楽しみな保存食づくり。食卓に並ぶのはいつの日か。

つづく(?)

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