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本は嗜好品だと思うのです

 「どの作品が面白いか」ということについて、意見が分かれるのも有だろうなぁ、と、漠然と考えているのですが、いくつかkindle出版している著作について、現時点でAmazonの☆の平均値が高いのが、こちらの「スプラウト」(☆5点)と「元宮ワイナリー黎明奇譚」(☆4.9点)になります。

 ただ、どちらの作品も、読んで評価していただいた方の多くが「noteで交流している方々」と推察していますので、私に対する「サービス」としての加点があるものと考えています。特に「元宮ワイナリー」につきましては、何となく
「主人公のモデルが、福島太郎なのでしょうね。よく頑張りました」
みたいな、応援加点があるように感じています。

 また☆の評価点ではなく、☆を付けていただいた人数と言うことでは、☆24個(4.2点)の「恋する旅人」が1位、☆20個(4.6点)の「光流るる阿武隈川」が2位ということになります。

 まぁ、どの数字をとっても母数が少ないので、誤差の範囲というか、参考にもならないとも感じています。
 また、ちょっと私が悔しいというか、残念に感じるのが、「元宮ワイナリー」と「恋する旅人」は、初期作品なのです。
 
 この2作品の数字が良いということは、福島太郎は成長どころか「劣化」しているのだろうか。と、少し、悩ましい気持ちになるのです。
 電子書籍としては「公タマ伝」「同 第2集」に続く「公務員三部作」としての三作目となった「元宮ワイナリー」ですが、実は原案について「公タマ伝」の前に作成しておりました。福島太郎を名乗る以前に完成していた原稿をアレンジして発刊しております。
 で、「元宮ワイナリー」の後に、なんとなく勢いで「恋する旅人」を創作しまして、その後の「黒田」「木幡山」へと続いたのです。
 ある意味では「物語」としての0作目の作品が「元宮ワイナリー」で1作目になるのが「恋する旅人」ということになります。

 なお、著者的には「光流るる阿武隈川」が、一番のお気に入りです。
 これは、私好みの「展開の妙」と申しますか「ギミック」、「裏切り」のような展開が満載で、自分でも
「よくもまぁ、こんな話を思いついたものだ」
という感じで、未だに驚きです。しかも、冒頭に「他人の詩」を丸々掲載するという、普通では考えれれない、誰もやらないような暴挙から始まり、最後は望郷の話でまとめるという荒業なので、さらに驚きなのです。

 本音を言えば、全作品、自分では面白いと思うのですが、逆に言えば
「どれが面白いのか、良くわからない」
という気持ちも抱いています。なので、kindle出版した作品の「☆評価」がばらつくことについて、「皆さんは、そういう感じなんだぁ」と勉強させていただいています。また、レビューやnoteでいただく感想についても、良い学びをいただいています。
 ということで、本稿は#何を書いても最後は宣伝でも、#何を書くより最初に宣伝でもなく、徹頭徹尾、著作の宣伝をさせていただきました。

 ちなみに、1月に執筆に取り組んでいました新作「(仮称)コーポレートドクター」については、粗原稿を作成して関係者の方に見ていただいたところ、「今イチ」ということで、この先に進むかどうか保留状態です。私的には「パセリ農家さんの心境」です。
「そうですか…おいしくできたと思ったんですけどね…」
 
動きがあれば、また報告したいと思います。
 ここまで、お読みいただきありがとうございます。今年は販促活動の一環として「文学フリマ」に参加しようと考えています。東京は抽選待ちで、岩手か札幌へのエントリーも検討中です。noteで交流している方と、リアルで交流できましたら幸いです。

 寒い日が続きますので、温かい部屋で、人の温もりを感じるお話が、皆様の嗜好に合うと嬉しいです。
 心が温まる福島太郎のその他の作品は、こちらから御覧ください。

 

 

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サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。