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【駄文】新鶴村探訪

 新作予定の「(仮称)会津ワイン 黎明綺譚」の素材集めが、良い感じになりました。主要キャラも固まりつつあります。これまでの「ノリと勢い」で書くのではなく、毎日「1行でも書く」という方法でチビチビ執筆しています。

 しかし、ほぼ素材が出揃ったところで、気づいてしまいました。
「また、このパターンかーい!」ということに。新機軸を模索しながらも、「好きなことを好きなときに好きなように書く」を実践しているせいか、またも「不器用な男と魅力的な女の子」が主軸になってしまいました。
  けど、けど、多分私も成長しているとは思うのです。展開的には「恋する旅人」か「光流るる阿武隈川」と似たような状況になりそうですが、多分、いろいろと工夫して料理するのだろうと思います。

 ただ、読者の皆様にとりましては「ひよこ豆のカレー」、「マトンカレー」、「チキンカレー」ぐらいの変化でしかなく、
「結局は全部、カレーじゃない!」
 というお叱りを受けるかもしれません。しかし、本日は創作ショートショートを完結させた「ぽかさん」が良い投稿をしてくださいました。

 完結後の記事「【おはなし】鏡の中のPrince #03」から引用させていただきます。

それでもスタートしてしまったからには最後まで書かねばなりませぬ
まだまだ力不足な文章ではありますが、楽しかったので、修行を重ねてまた投稿できれば嬉しいです

 激しく同感であります。特に「スタートしてしまったからには書かねばならぬ」のところですね。毎回のことになりますが、書き始めると「完結できるか」ということに対して不安を抱きます。それでも、今回の登場人物たちを幸せにしなければならない責任を果たしたいと考えております。
 私のクリエイターとしてのバイブル、漫画「映画大好きポンポさん」から、ポンポさんの台詞をお借りします。

物語を作る時に最初に決めるのは「舞台」と「感情」よ
引用:「映画大好きポンポさん2」から

 ということで、本日は新作の舞台となる、「旧新鶴村」を訪問してまいりました。実は何度も訪問しているのですが、これまでは「どんな話にしようか」ということについて獏としたまま訪問していましたので、正直、村がちゃんと見えていませんでした。本日は、ある程度の素材を手にしつつ、これらの素材を活かしつつどう料理するのが良いかという視点での訪問です。これが、またちょっと楽しいのです。くじらさんの創作ショートショートのキャラ風に表現すれば、
「ケッケッケッケッ」と笑いたくなる楽しさです。

 で、前振りだけで1000文字を越えてしまいましたが、サムネ画像が「新鶴駅」です。多分、物語での出番はありません。そして予定外に訪問した小さな神社です。こちらも本編にはあまり関係しない場所です。

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これは、会津美里町新鶴支所、いわゆる役場です。新しい庁舎でちょっとガッカリしました。そして、一番見たかったのが、こちらです。

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 葡萄畑になります。これが見たくて訪問したのです。ついでと言っては何ですが、お寺さんも訪問しました。

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 さらに、遅い桜もドン!

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さらにドン

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ということで、新鶴村の空気感を楽しんでまいりました。

 これまでも何度か訪問しているのですが、今回は初めて「葡萄畑」を意識して見てきました。普段から、「講釈師見てきたように嘘を言い」を実践しているところですが、「百聞は一見に如かず」とも申しますので、自分の目で見たことで、物語のリアリティが増すことを期待したいです。
 今回は具体的なモデルの方はいません。若干のエピソードは事実をベースにしますが、登場人物は全てオリジナルの予定です。

 なお、新鶴村からの帰り足で、「御薬園」という施設も訪問しました。なかなか良い雰囲気でしたので、取材とは関係なく、また訪問したい気がします。

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 今日は「曇り空」で、写真的には冴えない感じですが、良い風が吹いていました。作品にも追い風が吹いて欲しいものです。
 素材は、ある程度揃いましたので、今週から仕込みを始めてゴールデンウィークに本格的に調理できたら良いとイメージしています。

 毎回、稚拙な作品を創り上げることについて、恥ずかしい気持ちもありますが、「馳走」という言葉は、もてなす側の主人が、「馬で走り回り素材を集める」ことに由来するとも聞いております。豪華な料理、おもてなしには遠い料理になると思いますが、持てる力の限り取り調理に取り組み、お出しできることを目指します。

 なお、「(仮称)会津ワイン 黎明綺譚」のテーマソングは「名もなき詩」になりました。

 古い歌で恐縮ですが、時代設定が1995年から1998年とピッタリで、あらためて聞いたところ、新作の展開ともガッチリ嵌りそうなのです。



 

 

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福島太郎
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