賞金はもちろん欲しいです。けど
表題は「黒田製作所物語」の登場人物の台詞をセルフパロディしたものになります。という、冒頭から世界で20人くらいにしか伝わらないネタですいません。
今年に入り「公募ガイド」を購入していますが、あまり食指が動いていません。10数年前に購読していた頃は「文芸」のジャンルを中心に、月に数本は応募していたような記憶があるのですが、現在は月に1本あるかないかという感じです。
昔、投稿していた頃は、「賞金をゲットする」ことに強い喜びを感じていたような気がします。そのため、時に「興味・関心がない分野」でも賞金目当てに応募することがありました。
その結果、少しばかりの賞金と引き換えに、「書くことが嫌」になりました。限りあるリソースを「興味・関心がない分野」に費やした結果、書くことに疲弊し嫌いになってしまったということかと思います。
結果、その後は仕事を通じて「文書」に向き合うことはあっても、一人の人間として「文章」に向き合う機会を自ら遠ざけてしまう結果となってしまったのです。
そして昨年から福島太郎として「駄文」を書き始め、1年を超えました。この間に心身ともに成長して、体重は1年間で+10kgを超え、8?kgを肥えました。という感じで駄洒落も含め「好きな時に、好きなように、好きなことを書く」ことを楽しんでおります。
皆様には、このような駄文をお読みいただくことに感謝です。福島太郎としての初期の活動としては「公タマ伝」の原稿制作という縛りもありましたが、「駄文屋」と称してからは、何の縛りも柵(しがらみ)もなく、自由奔放です。
この状況が楽し過ぎるためため「公募」や「企画」については、あまり意欲が湧かない状況です。今も賞金は欲しいのですが、お金では得られない「楽しさ」を堪能していますので、賞金目当てに活動してしまうことで、楽しさを失うことを恐れている感じです。うまく自分自身に嵌るものがあれば応募したいとは考えていますが、無理はしないようにとのスタンスです。
一方で、今は「賞金」よりも「受賞」という「栄誉」への憧れがあります。一つには無名の駄文屋である「福島太郎」に箔をつけたいという気持ちがあります。また、一つにはnoteで交流していただいている方々と「喜びを分かち合いたい」という気持ちがあります。そして、少し嫌らしい話になりますが、「駄文屋」として「赤字経営」のままですので、収益を改善したいとも考えています。
それだけの力があるかどうかは疑問ですが、間違いなく言えるのは「応募なくして受賞無し」ということになりますので、公募にも取り組みたいと思います。
このようなことから、現時点で「福島県文学賞」に応募する気持ちを固めています。まだ、今年度の募集が始まっていませんが、「黒田製作所物語」を応募する準備は完了しています。この文学賞は、賞金が全くありませんので、昔なら「こんなものに労力を割けるか」と考えたと思いますが、人は変わるものですね。
応募を取りやめることがないよう、ここで決意を表明しておきます。
昨年までの「募集要項」を読んで、文字数の上限を確認したら「黒田製作所物語」が、ちょうど良い分量だったのです。
偶然だとしても、必然だとしても、こういうネタを大切にしていきたいと考えています。
(昨日も使用した、このフレーズは、拙著「恋する旅人」からのセルフパロディです)
なお、次のリンクから購入できる著書についても「売上げ」が目的ではないのですが、「売上げはもちろん欲しいです」。