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【日記】エピソードを味わう

 最近、参加が滞っている「毎週ショートショートnote」ですが、「たらはかに(田原にか)」さんのメンバーシップには継続して参加しています。

 その関係で有楽製菓さんの「ブラックサンダー」について想いを語らせてください。
 日本のチョコレートを鑑みると「四大メーカー」でシェアの6割を超えるという話もあるそうです。そのような中で存在感を示す「ブラックサンダー」が大好きなのです。

 味と価格のコスパもそうですが、食す度に過去のエピソードを思い出して堪能しています。うろ覚えですが、販売開始後はかなりの期間に期待していたような売上を達成できなかったようです。10年くらい低迷期があり、その間に何度も「製造販売中止」が検討され、関係者に告知されたようなのです。

 ところがその度に、九州地方の営業担当の方が
「販売中止は止めてください、この商品はきっと売れます」
と進言し、有楽製菓さんが受け入れて、一度は販売を停止したものの九州地方で再開・その後拡大しながら継続し、2013年に
一目で義理とわかるチョコ
のコピーと戦略で大ブレイクを果たしたようです。

 10年間応援しつ続けた営業担当
 担当者の声を大切にし続けた会社
どっちも凄いですよ、素敵で素晴らしいです。そして、こんなエピソードを知ることができる時代に感謝しつつ、ブラックサンダーを味わう時の至福は、言葉にできません。

 当たり前ですが、ブラックサンダーが販売中止されていたら「ご当地お土産ブラックサンダー」も生まれていない訳です。
 北海道では「ホワイト」、栃木では「赤(苺)」をはじめ、ご当地ブラックサンダーは
「安くて美味しくて数と土地感があって、軽くて個包装で日持ちがして嫌いな方が少ない」
という、お土産に最適な一品と考えています。
 しかも、続けることで周囲の方からは
「またですかぁ」
と笑顔で言われるものの、期待されている空気があり、お土産屋で悩む時間が少ないという効果もあるのです。

 私は常々「ブラックサンダーのエピソード」を噛み締めながら
「福島太郎は一人のために」
「売れなくても人気がなくても10年続ける」
と、自分に言い聞かせています。

 とは言えブラックサンダーのような優良商品ではなく、恥を掻きながらKindleの有料商品を宣伝するだけの残念な人間という認識はあります。
 10年、20年続けたとしても、何もなく消えていく未来を予想しています。
 とは言え「書かない」とか「福島太郎を辞める」理由にもならないし、したくないのです。

 noteやKindleでいくつかの作品を披露して、リターンが少なく疲労している現実ではあります。が、
 昨日は久しぶりにKindle Unlimitedで読んでいただいた方がいらっしゃいました。何日振りに読まれたのか数えたくは無いですが、noteの交流なのかKindleの偶然なのか、わからないですが
「読んでくださるかもしれない、1人のために」
汗かき恥かき、足掻き踠き、書き続けたいと思うのです。
#何を書いても最後は宣伝
 素晴らしい書き手がいるnote街があることに感謝して、好きなKindle作品のご紹介です。

 もちろん、義理ではなく愛情をたっぷり込めてのご紹介です。一応、自分の作品も貼っておきます。
 億が一、私がブレイクしたら「昔から応援していた」と自慢してください。

 








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福島太郎@kindle作家
サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。

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