ヴァサラ戦記撮影裏話#3
YouTubeチャンネルシネマンガテレビの
たろちゃん組と申します
普段からYouTubeにて
少年漫画にありがちな、ありそうなシーン、
展開を一つの物語にした『ヴァサラ戦記』
というお話を更新しています
その最新話がこちら
味方組織内に実は裏切り者・敵の内通者がいて...
なんて展開です
ONE PIECE・NARUTO・BLEACHなど
2000年ど真ん中世代平成生まれアラサー男
の私にとってはかなり観てきた
大好きな展開でございます
〝裏切り者〟キャラといえば
進撃の巨人のライナーやベルトルト
BLEACHの藍染惣右介たち
ワノ国編のカン十郎など
え、マジ!?なんで!?お前ッ!?て
何の前触れもなく
鈍器で頭殴られるような
衝撃的なカミングアウトする
キャラが好きですね。
はたまた復讐に燃えるサスケの様に
最初から裏切るルート確定の奴だったり
同じうちは一族でもイタチや
ハリーポッターのスネイプ先生のように
最初は嫌な奴とか裏切り者風に見せておいて
実は何かを守るためにとか大義があってとか
本当は一番優しかったぞなんて展開も
ほろりとくるものがあります。
裏切り者や内通者と言えど
そのキャラクターの目的いかんによって
裏切りのニュアンスが微妙に
変わってくるところがこの裏切りキャラの肝。
登場人物一人一人のリアクションのように
読者一人一人も「えっ」「なんで!?」
ってなれるから物語をシリアスに
緊張させるアクセントには
申し分ない役割なんですよね。
実に重要、というか最重要キャラ。
何故裏切るのかという動機は
一番重要だしキャラクター性は大切ですよね
なんでも動機が見えてくると
感情移入もしやすい
なぜヒーローは人を救うのか
なぜヴィランは人を襲うのか
この目的や理由がはっきりしているから
行動に説得力が増すんです
ただ一つ、人外の地球外生命的な敵は
目的・動機など必要はないと思います
セルもブウもメルエムも人じゃないから
破壊行動に理由があってもなくても
理由が理解できなくても、
人間の考えることではないので
倒さざるを得ない人類の敵として
君臨できるのです。
それこそ理由や目的が理解不能とか
意味不明な思想とかで逆にゾッとする恐怖を
演出する上では面白いと思います。
そのキャラクターが
なぜそれをするのか
なぜそれを目指すのか
そういったバックボーンは
漫画や映画のキャラを観ていく上で
僕が一番注目するところであります
行動には理由がいる
たまたまそこに居合わせるわけがない
そんな感じです
キャラクター性でいえば
欠陥のあるキャラこそ魅力的です
どんな作品を見てもそういうキャラにこそ
僕は惹かれてしまいます
完璧なキャラクターでは面白くない
長所もあるけどめちゃくちゃ短所もある
そのメリハリだったりギャップがあるからこそ
キャラクターとしての魅力や深みが
増すんじゃないかと思います
純粋とか天真爛漫というのは
=めちゃくちゃワガママだったり
生意気という面にもなるし
几帳面とか真面目というのは
=冷酷とも捉えられる
人当たりが良くていつも笑顔の人が
実は裏ではめちゃくちゃ悪い人だったり
めちゃくちゃオラついてるやつが
裏ではめっちゃ小動物好きとかオバケ無理とか
A面もB面もあるのが人間らしさだと思います
そしてある条件、例えば潔癖症なら
その潔癖症をフリにしていざとなったら
血まみれになっても仲間を守るとか
その条件付けの条件外の行動をすることで
長所や短所は簡単に印象をスイッチできる
欠点があるからこそ美点が映えると思います
まぁそんなこと気にして
映画とかアニメ見なくていいんですけど
こういうことやってると不思議と
うわぁ作り込みえぐいなぁ。すげぇなぁとか
思いながら見ちゃうんですよねw
『ヴァサラ戦記』はというと
そういった点も楽しみながら
作っているのでバックボーンや
性格面の奥底まで細かくつけていくと
脚本をするときにこのキャラならこう動く
というのが勝手にスラスラと進んでいくんです
だから何がどうなっていくか
僕にもわからない部分があります
僕ならありえないけど
こいつならこういう選択するんだろうな
とかって妄想していくと気づいたら
とんでもない方向に話が進んでいたりして
あちらこちらに冒険に行ってしまうのです
これがまあ大変なんだけど楽しい
今回の話でもう50話目になりますが
実は味方組織内に裏切り者がいるのは
第2話の時点(3年前)から決めていたことでした。
ですがそこに辿り着くまでの物語は勝手に
キャラが動いて紡いでくれたまでなので
2話の時点では何がどうなってこうなっていく、という細かいところまでは
決まってはいなかったのです
だから僕自身も作ってて面白い
誰が何をしでかすかわからないから
描いてて楽しい
僕ですら予想がつかない部分もあったんです
ただ裏切り者はコイツだ!っていうのは
最初から決めていました
でもそれでもやっぱ別のこいつになるかも?
いやこいつになっても面白いなって
いくつかの候補者みたいなのを出して
たくさん匂わせていました。
物語が進む中で全員にレースさせて
誰が一番裏切ったら物語的に面白くなるかを
ストーリーを追いながら考えていました笑
まあ結局最初からコイツだ!ってのには
変わりはしなかったのですが
他のキャラの可能性も残しながら
作っていたので発覚するまでは
観てる人と誰が裏切るのかを
一緒に予想して楽しめる様に
取り組んでいました笑
いやー楽しかったすね笑
さぁ50話まで到達しましたが
いままでヴァサラ編は①から㊿まで
表記していましたがどうしましょう
まるごじゅういちがありませんw
◯がつくのは㊿まで笑
ついに記号の限界も超えてしまった
ヴァサラ戦記。
次回からは第51話って表記していくしか
ありませんなぁ
いやはや楽しいお仕事だこと。
ちゃお
たろちゃん組
①から観てみてね😉
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