ChatGPTに食われないエンジニアになる。
こんにちは、白井です。
今回は若手エンジニア向けにソフトスキルの話をします。
ソフトスキルとは、コミュニケーション力やリーダーシップといった、特定の業種に限定されない汎用的なスキルのことを指します。
エンジニアといえば、開発技術やアーキテクチャなど、プログラミング関連のスキル(ハードスキル)に重きが寄りがちです。
私もエンジニアをはじめて3年経ちますが、ハードスキルに特化している人が多い一方で、そういう人はソフトスキルが乏しい傾向にあるように感じています。(もちろん、両方素晴らしい人もいれば、両方足りていない人もいます)
自分のやりたいことが明確になっている。
これはエンジニアに限らずだと思いますが、学生時代から専門職になりたいと思っている人は、基本的にその道に集中する傾向にあります。
エンジニアの場合、本当に開発することが好きで、仕事終わりや休みの日になっても勉強や開発をし続けている人も少なくありません。
うちのメンバーシップのメンバーにもエンジニアがたくさんいますが、みな土日や平日の仕事前、仕事終わりにまで開発しています。
昔から専門職を目指している人や、好きで専門職をやっている人は、やりたいことが明確になっていて、それを突き詰める傾向にあります。
専門性の民主化。
専門性だけにこだわることも悪くはありません。
自分の好きなことに愚直に取り組み、楽しい日々を送る。
これはとても素晴らしいことです。
しかし、これからの時代、エンジニアとして技術で食べていくのであれば、専門性1本では危ぶまれます。
今話題のChatGPTをはじめとして、多くの様々なAIツールが人間と同等以上のプログラミングができるようになってきています。
また、開発を簡略化したローコード開発やプログラミングをせずともシステムを提供できてしまうノーコード開発といった技術も一般的になりつつあります。
このように、エンジニアにおける専門性も民主化してきているわけです。
ソフトスキル×専門性。
ここで重要になってくるのが、ソフトスキルです。
当然、ChatGPTだけでは開発はできないし、ノーコード開発ツールの使い方を知っているからといって、どんなシステムでも作れるわけでもありません。
アプリやシステムを開発する上で重要なのは開発技術だけではありません。
あくまでシステムはユーザありきが前提であり、自分たちの作りたいものを作ればいいわけではありません。
相手のニーズを汲み取る力。
プロジェクトのリソースを管理する力。
そのほかにも論理的思考力や問題解決能力。
こういったソフトスキルを兼ね備えたエンジニアがこれからの時代に淘汰されにくい人材となれるわけです。
もちろん、最低限の専門性(開発スキルやWeb関連の知識など)は必要となってきます。
ハードスキルとソフトスキル。若いうちからこの双方を身につけることを意識して、時代に淘汰されないエンジニアを目指していきましょう。
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