『新版 UIデザインの教科書』を読んだ感想と残念だった点
UI/UXデザイン独学4ヶ月目の浦川たろうです。
『新版 UIデザインの教科書』という本を読了したため、感想や個人的に印象に残った点を書いてみました。また、読んで感じた残念だったポイントも紹介します。
UIデザインの教科書とは?
『新版 UIデザインの教科書』は、翔泳社から出版された原田秀司さんが書かれた本です。
新版とあるように2013年に『UIデザインの教科書』が出版され、その本を元に構成や内容が書き直されています。
"わかりやすさと使いやすさの要点が分かるので、ユーザーを迷わせない最適なUIを見つけられる"
"デザイナーはもちろん、エンジニア、ディレクター、発注者など、UI制作に関わる、あらゆる方に読んでほしい"
UIデザインに関わる方は読んでおいて損はないと、読了後に思いました。
『新版 UIデザインの教科書』読んだ感想と個人的に印象に残った点
結論から言うと、UIデザイン初学者には有益な本でした。
ただ、初心者・中級者以上の方には物足りないかもしれません。箇条書きですけど、個人的な感想と印象的だったポイントをまとめました。
■ UI/UXの違い、ナビゲーションとインタラクションに関する用語の説明など基礎的な話を学べる
■ 基礎だけでなく『インタラクションコストを下げる方法』や『プロトタイプの検証ポイント』といった考え方も紹介されている
■ スマートフォンのUIだけでなく、PCやタブレット、テレビの場合のUI解説がある
■ 写真と実際のUI画面の画像を用いていながら説明されているため、視覚から理解がしやすかった
■ スクロールの方向を考える上での4つのポイント、『テキストの量』『画面の形』『要素の形』『要素の隙間』の解説が非常に納得できた
■ ミニマルとシンプルの違いの理解が書かれていて、混在しそうな2つのデザインには異なっていることを学べた
■ ミニマルデザインは、「doing much more with much less 」の本質に近いことを学んだ
『新版 UIデザインの教科書』を読んで残念だと思った点
実際に読んでいて感じた残念な点をお伝えします。
■ 文章と画像の位置が遠い
■ 文章は読んでいるページにあるが、次のページに文章に対応する画像や写真があるなど本を読むのに若干のストレスを感じた
以上のように、本の内容よりも誌面のUIにストレスを感じました。
一通りの説明の後に、それに関する画像・写真が掲載されているため、画像を説明を行ったり来たりしなければならず、読みやすいとは言い難いなと感じました。(こればかりは本ならではの特性もありますが。)
新版 UIデザインの教科書を読んだ後は?
本を読んだので、せっかくなら生かすほうがいいと思うのです。
そのため、私はポイントや振り返りたいページには、いつも付箋を貼ります。
付箋を貼ることでもう一度読みたいときに該当箇所を探しやすいのと、付箋をつけた当時に頭に入れた内容を思い出せる気がするからです。
また、重要な文章には下線を入れているため、大切なポイントもすぐに見つけられます。
それから、あくまでUIデザインに関する基礎的な部分を説明している本だと感じたので、この本だけでなくセットで、『はじめてのUIデザイン』も読むと初学者には良いだろうなと思います。
さいごに
正直ずっと気になっていた本だったため、無事に読了できて満足です。
しかし、読むだけで満足せずにこの本で蓄えた知識を、少しでも実践で生かせるようにしたいですね。
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