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20240918 表情の使い捨て

もしも「表情」を使い捨てる世界だったら。

表情を手に入れては使い、使っては捨て、捨てては新しい表情を手に入れる。

使い捨てなので使った表情は使えなくなるし(他の人が使うのは可)、表情は新鮮なものなのでストックはできない。
いくつかの表情を持ち運ぶことはできず、常時何かの表情をひとつ付けていなければならない。

何も表情を付けていないと条例違反で、
まあ裸体で外に出るようなものだと思っていただければ理解していただけるだろう。
だから普通は自ら表情を外して出歩くことはしない。

ただこの表情は、「奪うことができる」のだ。
表情を変える必要があり、すぐに手に入れるのが難しい時、街を歩く人の表情をすれ違いざまに剥がす。
例えば葬儀の連絡が入った時、自身の表情が喜びではおかしいので悲しみや慈しみを手に入れなければいけない。

表情を剥がされた人が貧困層など、表情を買う金銭的な余裕がない場合、新たな表情を求めてまた他の人から奪う。
その負のサイクルが問題になってきている。

最近では大規模な詐欺集団による「特定の表情の買い占め」が勃発しており、
笑顔ばかりを買い占めるスマイル集団がいる。

さっきも言った通り表情はストックすることが許されていないため、その集団はかなりの人数がいるようで、笑顔を付けたい、と新規のメンバーがどんどん加入してしまうという。

表情を買うにはお金がいるので、働いて買うのが一般的だ。スマイル集団は買い占めた笑顔を高額で売りつける詐欺行為をして生計を立てているそうだ。

笑顔は品薄で、人々は余っている怒りの表情を使わざるを得なくなった。
不思議なことに、身につけている表情によって人の性格は良くも悪くも影響され、怒りっぽい人が増えたというデータがある。

スマイル集団、許せない。


これ寝ぼけて半分夢で見たことをそのまま文章にしてみたんですけど結構あたおかですね。
と同時に、表情を自由に使える世界で良かった、とほっとしています笑 
もっとストーリーを詰めれば納得感もでそう。

自分の発想のおかげで
表情が無料で、しかも替え放題ということに幸せだと感じられる私は結構幸せ者だと思います。
でも私は、寝ぼけてる瞬間の意味不明な発想が、その発想でなぜか納得して眠りにつける自分が好きです。この時間を増やしたい。単純に。


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