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企業研究者のキャリアパターン 7選

今日は研究者として入社した後、どのようなキャリアがあるかを考えてみます。

私はもともと研究者として日系大手メーカーに就職し、10年ほど勤めた後に転職して、現在では外資系製薬メーカーに勤めています。プロフィールはこちら↓

前職では研究所にずっといたわけですが、自分のキャリア形成にも悩みましたし、周りの上司・同僚を見て、どのようなキャリアが一般的か、ある程度わかっているつもりです。

もし、企業研究者を目指して就活している方、入社間もない方、研究者と無縁の方に参考になればと思います。

いつも通り「私の勤めていた会社では」のことですが。

① 研究職一筋パターン

まずスタンダードに入社して以来、ずっと研究所。さらにはマネージメントにはタッチせずに、研究者としてキャリアを続ける人

このパターンの人は、研究がそもそも大好きなので、色々なキャリアオファーがあったにも関わらず、断ってきたという人。研究に関しては、誰よりもわかっているという人ですね。

私の周りにも研究所一筋40年
退職後も嘱託で研究者を続ける、という人もいました。

役職自体は上がっていくので、部下なし管理職(課長・部長)になっていくので、研究が好きで、キャリアを上げたい人には良いですね。

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② 研究所のマネジャーパターン

先の①でずっとやっていくのは、実はなかなか難しいです。

というのも、研究者として相当優秀では無いと、会社が研究者で置いておくことを許しません。逆に優秀すぎると、他の部署に引き抜かれることもあります。

そして①で無いなら、ほとんどの場合は②研究所で管理職をやることになるでしょうか。

この場合の管理職は、部下ありの管理職。
10〜30人の研究室の室長としてやっていくこともあれば、最終的には研究所長クラスになることもあるかもしれません。

ただ、このキャリアは途中からは研究だけでは生きていけないので、処世術が必要になってきます。

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③ 研究所で間接部門パターン

研究所で残るなら、③間接部門パターンもありますね。例えば、研究所の総務とか設備管理とかですね。

正直あまりメジャーではなく「うーん…」というような人が多かったですが…その割に上から目線の人も多かった…

まったりと仕事をしたいなら良いのかもしれません。

④ 現場パターン

研究所にずっといたくない!現場で生産に近いところで仕事したい!というタイプ(私はこのパターンでした)

案外、このタイプは重宝されて、研究が分かった上で製造プロセスを組めるようになるので、他のキャリアにも振りやすくなります。

一方で、僻地への転勤・現場の人とうまくやる能力も求められますので、研究者の中でもやりたい人が多いわけではありません。

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⑤ 事業開発パターン

出世したいなら、やはり経営に近いところにいく必要があります。

研究がわかった上で、事業開発を行うというのが、王道の出世パターンでしょう。
ただし、王道が故に、人気のキャリアなので競争率が高いです。①・②・④の内のキャリアで自分をうまく売り込まないと引き抜かれないかもしれません。

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⑥ 品質管理・保証パターン

研究はもう良いけど、技術系のキャリアは生かしたいという場合には、品質管理・品質保証というキャリアもありますね。

品質管理であれば、ラボで分析を主に行うことができます。品質保証であれば、本社勤務ということもあるかもしれませんね。

特に品証・品管は女性が多いイメージですね。

⑦ 知財部パターン

最後に知財部に行く、という亜種もありますね。

研究所では重宝されますし、弁理士の免許を取ってしまえば、他のキャリアも見えてくるかもしれません。

今の時代、在宅勤務ができるというメリットもあるかもしれません。

最後に

今回私が挙げたのは、私が見てきたキャリアであって、ある意味では独断と偏見が大いにあります。

研究者のキャリア形成は案外難しいと思っています。

突き詰めれば突き詰めるほど、転職やキャリアチェンジが難しくなってくるというジレンマを抱えつつ、他の部署に行くためにはある程度の成果を見せなくてはならないという。

他の会社の研究者のキャリアも聞いてみたいですね、教えてください。


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