ナミビアの砂漠
YouTube LIVEでナミビアの砂漠を眺めることができる。動物たちが走ったり戯れあったり、水を飲んだり。
当たり前だけど、動物たちはライブ配信されてることなんて知らない、知ったところでどうってことない。
この映画はまさに2024年の日本の人間をリアルにライブ配信していたかのように感じる。
もしくは主人公のカナ自身が、最後にその様に自分を客観視できたことが素晴らしい成長の様に感じた。
誰しもが年齢を重ねるがあくまで人は人である。生きていれば感情も動く。
周りになんでなんでと自分を後回しにして投げつけてしまう。
自分を自分が一番分かっているんだから指図するな!と思ってしまう。
その全てが観ていて嫌なくらい分かってしまう。
客観視して達観的な考えですかして生きていくのは周りに影響を大きく与えず、無害ではあるが面白くないのかもしれない。
カナの様にある意味自分自身に正直に衝動的にあそこまで出来るのが羨ましく思う。心でカナと同じように思っていてもあんな風に行動できない。
自分と似ていて共感していただけに同族嫌悪じゃないけど、気持ち的に薄目で観ていたような感じだった。でも実際はカナのように動けないので最後はなんだか羨ましく思った。