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#13.人生初の長編小説をリリースして思ったこと

今月、私は人生で初めて、”長編小説”の執筆に挑戦しました。
文章を書く人なら誰しもが一度は挑戦することではないでしょうか?
「本になるようなスケールの長編を書いてみたい」
もれなく私も、そのような目標を掲げていました。

[幼少時代]無印良品で購入した”文庫本ノート”

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思い返せば小学生の頃、ミステリーが大好きだった私は、小説と呼ぶにはあまりにも退屈な物語をノートに記していました。

今読み返すと、顔が真っ赤に染まるほどに恥ずかしい内容のものばかりです。しかし、当時の僕にとっては「シャーロックホームズの冒険」に負けず劣らずの超大作でした。「世界で一番面白い小説が書けるのは自分だ」なんて思っている時期、皆さんにもありました…よね?(震え声)

無印良品で偶然みかけた「文庫本ノート」。
紐のしおりが上部に付いていて、いかにも”文庫本らしい”ノートです。
中身は羅線すら無い白紙のノートになっていて、なんでも自由に記述することが出来ます。

私は文庫本ノートを購入し、作家の真似事をしていました。当時、作家はペンとノートで執筆するのが当たり前で、ワープロなんてハイテクなものを使っているとは考えも及びませんでした。

「さて、どう書き進めていこうか」とワクワクしていた私。
あの頃、間違いなく僕は世界で一番の幸せ者だったと思います。


[高校時代]演劇に出会う

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それから、読書という趣味から少しずつ遠ざかっていきました。
「音楽」「サッカー」「ゲーム」「漫画」…楽しいことばかりに囲まれて幸せな日々。時間と労力のかかる「小説」は、どうしても後回しにされがちです。

そうして紆余曲折ありつつ、私は高校の演劇部に所属することになりました。初めて「演劇」というエンターテイメントに触れた私は、貪るようにして舞台のDVDをレンタルしました。

こんなに面白いものがこの世にあるのか。
フィクションとリアルの共存する舞台。
それらは私に刺激と興奮、感動を与えてくれました。

なお、当時も今も私は演技がど下手。人前で披露できるような演技が出来なかったことと、かねてから音楽が大好きだったので、「裏方・音響」という役割を担当していました。
(ちなみに社会人になってから、結婚式場の音響スタッフとして働くことになります。間違いなく、高校生時代は私の人生で最も大きな分岐点でした)


[社会人〜現在]ライターとして活動を始める

それから現在に至るまで、私は様々な仕事を経験しました。
「大手企業の正社員」「ブライダル音響スタッフ」「書店アルバイト」「レストランスタッフ」「音楽教室の受付スタッフ」「システムエンジニア」等。アルバイトを含めれば、本当に沢山のお仕事と関わらせて頂きました。

そして現在は、「シナリオライター」として活動しています。
(まさかここまで統一性のないキャリアをたどることになるとは、私自身全く想像しておりませんでした…。)

きっかけは「自分の書いた演劇脚本を、とある高校の演劇部が演じてくれたこと」でした。ここにきて、私の学生時代の体験がおおいに役立つことになります。

小学生時代の私が夢見ていた「小説家」にはなれていません。しかし、「文章を書いて誰かに読んでもらう」という意味では、私は夢を叶えられたのかもしれません。
「夢は180度ズレて叶う」
かつて読んだ本に書かれていました。私は、この言葉に強く共感しています。
そして、忘れかけていた”もう一つの夢”を、叶えることが出来たのです。


長編小説(4万5千字)を執筆する

たいあっぷ、という新たな小説投稿プラットフォームで、小説を執筆致しました。「4万5千字」という文字数は、人によっては大したことのないボリュームなのかもしれません。

しかし、幼少時代の私には成し遂げられなかったことでした。
作品を一話作り上げるのがどれだけ大変なことか、身に染みて知っています。それを完成させたこと自体、私にとっては大きな価値のあるものでした。

これまでライターとして沢山のシナリオを執筆しました。
その一つ一つの積み重ねが、実った瞬間でもありました。

小説は沢山の人に読んでもらって初めて意味を持ちます。しかし、新人の私が書いた作品を読んでくださる方は、きっとそう多くないでしょう。
(※評判が良ければ、続編を含め出版物としてリリース出来るそうです。)
(※読んでくれた方は「続きを買いたい!」ボタンのクリックを忘れずに!)

なので、まずは結果を気にせず、ここまで書き上げた自分を褒めてあげたいと思います。そして、これからもずっと執筆活動を続けられるように、もっともっとスキルを磨き上げていきたいです。


まとめ


…ということで自分語りが長くなってしまいましたが、報告でした。
「かつてJKだったあなたへ」無料で読めます!
イラストレーターのジッターさんのクールなイラストも堪能出来ます。
是非読んでみてくださいね!

民奈涼介




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