マネジメント・組織デザインに役立った本 [2023年]
SaaS Designer Advent Calendar 2023 の22日目の記事です。
マネーフォワードという会社でデザインマネージャーをやっている者です。
マネジメントに携わるようになって2年ほど経ちました。
経験が浅い分は知識や行動力でカバーしようと役立ちそうな本を何冊か読んできました。そのうち、実際に役に立ったと感じる本を抜粋して振り返ります。
本の内容にはあまり触れません。気になる方はぜひ読んでみてください。
アーキテクト思考
レイヤーが上がっていくと抽象度が高いテーマが増えていきます。
複雑で難しい問題への向き合い方がわからない、アイデアがあっても言い出すのがちょっと怖い…。
そんな状況に対して「いっちょやってみよう!」という思いを強くしてくれました。
現場のデザイナーとしての目線も上がる一冊です。
パラドックス思考
会社からの期待値の大きさと自身のイメージがすり合わずめちゃめちゃ悩んだ時に読んだ本。
人は葛藤を経て成長するのだとすれば、その葛藤の扱い方を授けてくれる本です。
自分より上の役職の人たちとの議論やメンバーの成長に向き合う際の手がかりにもなる内容でした。
管理職一年目の教科書
これ一冊で十分では?
チームの成果の最大化、生産性の高め方、自身と部下の成長に関して守るべきルールがまとめられています。
本質的なものばかりですが、今もやりきれていないことが多いです。この機に読み直して身を引き締めます。
自由をいかに守るか ハイエクを読み直す
副業先の社長に勧められて読んだ本。
経済学者ハイエクの論説をまとめたもので、人間及び社会にとっていかに「自由」が重要かを説いています。
組織デザインはもちろんプロダクトデザインのあり方にも通ずる内容で、デザインの哲学・原則にも紐付けられたらと考えています。
国家はなぜ衰退するのか
組織が大きくなっていく中で、将来起きうることやそれに対する備えのヒントを得たく手に取りました。
衰退する国家とそうでない国家の違いを主に政治制度の違いから説明した本です。
目標設定と評価制度のあり方、承認や賞賛のコミュニケーション・カルチャーを捉え直すきっかけになりました。
この一年を振り返ると、もっと色々できたなぁと後悔することも多いです。
今年をもうちょい頑張って来年はもっといい年になりますよう。
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