【映画】『侍タイムスリッパ―』なるほどこれは面白い
本日はやっと観れた映画の話をひとつ。
8月から池袋のシネマ・ロサ1館で公開がスタート、瞬く間に口コミで広がりついに100館公開まで拡がった映画『侍タイムスリッパ―』だ。
なかなか観に行けてなかったのだが、所沢に新しくできた映画館、ティ・ジョイ所沢で本日観て参りました。
映画の前に映画館をご紹介。9/24にグランドオープンを迎える新しい商業施設エミテラス所沢。
西武新宿線の所沢駅から徒歩5分、商業施設内に新しい映画館が誕生しました。
SCREENXとIMAXが入っているということで、めちゃ嬉しい。家から一番近いIMAX劇場となったので、これから足繁く通わせてもらう事になりそうです。
朝8時台の回だったからロビーはかなり空いていました。
コンセッションもセルフオーダー式。ハイテクだなぁ。
朝ごはんを食べてきちゃったので、こちらの利用はまた今度。
電光掲示板が非常に見やすくて良かったです。この奥にすべての劇場がひとまとめにあるようです。
出来立ての映画館は綺麗で新しい匂いがして、テンションが上がります!
新しい映画館ができると、いつもワクワクしながら足を運んでいます。
印象的だったのが、この円形のロビー。円を囲うように劇場入り口が点在していて、放射状に劇場が設置してあったのです。
このレイアウトは初めてみたのですが、とても斬新な造りだなと思いました。
そして劇場へ入場。朝イチの回だというのに結構埋まっていました!50人は超えてたかも。年齢層はやはりというか何というか、シニアのお客様が多くいました。ご夫婦連れが結構多かったように思いますが、男性一人も割と多く、若い層はいなかったですね。
夕方の回ならもう少し客層も違ったのかもしれません。
そして本編スタート。ちなみに映画のあらすじはこちら。
自主映画ということは知っていた為、随所に手作り感は溢れていました。最初の方はなぜが口の動きと喋りが合っていなかったり、やたら効果音がデカかったりと、未来映画社という配給会社だそうです。
知らない役者ばかりだし、結構ベタな芝居が多いな。なんて思いつつも、話が進むにつれ、そんな些細なことは何も気にならなくなるくらい映画にのめり込んで行きました。
ちなみにこの映画、ジャンル分けすると一体何なのか、タイムスリップするから完全な時代劇とは言えず、時代劇コメディという表現が適切かもしれない。
私は小さい頃から祖母と一緒に暮らしていたので、時代劇は当たり前のように一緒に観ていました。
遠山の金さん、暴れん坊将軍、銭形平次、水戸黄門、勧善懲悪のベタベタのストーリーが大好きでした。
だから本作では、久々にその昔見た時代劇を楽しんでいた感覚が甦ってきて、子供のように楽しめました。
途中あっと驚く展開があり、うまくやられたな、と思うシーンがあります。そう言えばどうしてたんだろうと思ってた登場人物が驚く形で登場するからです。
そこから一気に面白さが加速した気がします。
そしてクライマックス、本格的な殺陣のシーンは息を呑む展開でした。まさに手に汗握る。こぶしの中がじわっと熱くなっていました。
ラストシーンはお見事!と誰もが声を出したくなる終わり方で、観終わった後の爽快感がたまりませんでした。
侍の面倒を見る老夫婦の二人もとても愛嬌があって面白いです。基本嫌な奴が出て来ないから安心して観れる映画なのでは。老若男女問わず色んな人にお勧めでき作品です。
まだまだもう少しフィーバーは続きそうですね。6月公開の『ルックバック』しかり、口コミで良作が拡がって行くのは映画ファンとしてはとても嬉しいです。
しかも日本映画、時代劇が大ヒットとは!
時代劇ってやっぱり面白いなと久々に思えた快作だったので、TVでも各局で新作時代劇が観れる時代が来ればいいなと思いました。
ちなみに隣にいたご夫婦のうち旦那様は、終始楽しそうに観てらっしゃって、終わった後に拍手してました。すごく微笑ましかったです。
1つの箱で全員が同じ時間を過ごして感動を共有する、だから映画館で観るのは大好きです。
次は何を観ようかな。
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