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【映画】『ブルーピリオド』を観たらそこそこ良かった話

今日も映画の話をひとつ。

こちらも先月観に行っていたが、どこにも感想を書いてなかったのでここに書き残しておこうと思う。

ちなみに原作は3巻くらいまで読んで離脱。出演キャストには特に誰も思い入れはない。
なのにどうして観ようと思ったかと言うと、テーマが美術だからだ。個人的に美術にはとても興味があり、海外旅行に行っても現地の美術館を探すほど美術が好き。かと言ってそんなに専門知識があるというわけではない。
単純に見るのが好き。
自分では到底描けない絵の表現や、その絵の背景にあった歴史などを知ると絵の見方が変わるし、とにかくボーっと見てる時間が好きなのだ。

原作はどうしても初期で離脱したせいか、青臭さを感じてしまって読むことをやめてしまった。だから先の展開はまったく分からない状態の鑑賞だった。
とりあえず、ゴードン君は主役の少年のイメージではないな?くらいの第一印象だった。

そして鑑賞後、まず思った感想は「思ったより面白かったし、美術パートはかなり本格的に描けているのでは」というものだった。

先にも言ったが私に特別な美術の知識はない。芸大の受験方法なんて知らんし、どういった技法が凄いとかは全くわからない。
でも、そんな私が観ても合格するまでの過程や本人が努力していくシーンはとても丁寧に描かれていた気がするし、主役のみならず周りの登場人物の描写も割ときちんと描かれていたように思う。

色んな登場人物の挫折や喜びがそこかしこにあり、観ていて飽きることはなかった。なんか音楽も良かった気がする。(うろおぼえ)

惜しむらくは本作だけで、すごく綺麗にまとまっているため映画の続編はもはや蛇足になってしまうな。と感じたことくらいだろうか。

キラキラ華やかな若手俳優が総出演しているが、美術ファンもしっかり楽しめる作品になっていたと思う。
絵を描くシーンの迫力なども含め、映画館で観て良かった作品。

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