Heads and Tales Akashic Recoadの読書感想文
最初に
これはとあるBOOTHにて販売されている「とある世界観の解説書」である。中身のボリュームは凄まじいものである、解説書と言ってもアニメやゲームの設定資料集の様な雰囲気である。3/4位はキャラクター達の解説で残り1/4位は世界観等についてびっしりと記載されている。値段と言いボリュームと言い専門の図鑑や辞典の様な感じがしつつもアニメやゲームの設定資料集の様な一面もある。少し昔のコアなファンが持ってたりするアルティマニアの様な感じもする(正確にはアルティマニアから攻略要素を抜いて設定資料のみを残した感じだろうか)。最近ので分かりやすく言えばスマホゲー、所謂ソシャゲのキャラ画集や設定資料集とでも言えば伝わるだろうか。しかしこの資料集に出てくるキャラクターは実際に何かのゲームに出てくるキャラとかではない。これだけの量のキャラクターを一人で生み出している事を考えると凄まじい。その上世界観や設定も多様であり考察のし甲斐がある内容となっている。その為感想文を書いているつもりがひたすら考察・推測している論文の様な感じになってしまった。しかしこのあくまで我々の世界における言葉に置き換えた考察となっているのでこの世界観を綺麗に言葉で表せているかどうかは定かではない。
冒頭
イストリアと聞いた時に思った事、イラストリアス(英語で傑出した、高名なを意味する)と似ているが実際にイタリア語で「歴史・物語」を意味する言葉として存在している。西洋の絵画の世界では歴史を記した絵画を差すものとして主に使われている様である。虚数幻想の書斎、本に囲まれた場所なら歴史や物語と言う単語がしっくりくる。実際この世界観における「イストリア」は簡単に言えば「人生」と記載されているが、人との関りやその軌跡・歴史の事とあるので恐らく近しい何かがあるのだろう。伝記や歴史書と言った類と言うよりも人の一生を書物に表したものと言った感じだろうか。恐らく実際は紙の束としてと言うよりかはエーテル体みたいな実体の無いエネルギーの様な感じだろうか。
「イストリア」が本の形状と言う点は「ドクメント」や「紙片(フラグメント)」の存在からも説得力が増す。まず個人の能力を情報の塊として表す「ドクメント」、ドキュメントと言う単語に近いので人物の全てが記載された物であろう。見た目のイメージとしては履歴書の様な感じであろう、物理的な紙として読むと言うよりも記憶のデータとして頭に入ってくる様な感じで読むのであろう、もしかするとカードに情報が記載されている感じなのかもしれないが。そして「紙片(フラグメンツ)」、万物が記録された情報片と記載されているが最早情報の塊である。ストーリーテラー達の武器と言うからにはテラー達は本の様な物を持ち、そこから紙片を使ったりするのではないかと考えられる。やはり書斎が拠点ならば武器は本であるのが自然であろう。そのストーリーテラーなる存在がこのイストリアを扱う事が出来る模様。例えるならば神様が人一人の人生を天界から観察している様な感じであろう、緊急時以外は干渉する事が出来ないので平和や均衡を保つ事が主な存在理由だろう。
この世界観では更に「グランドイストリア」と「イストリアス」と言う言葉がある。イストリアは人の歴史に対して「グランドイストリア」はイストリアを形作る為の大元の基礎データと言った所だろうか、グランドと付いている辺り基準点を意味しているのは間違いないであろう。「イストリアス」はイストリアの複数形の単語に見えるが内容としてはストーリーテラーの兵士及び世界へ接続する端末となっている。外観は人型(兵士故か)であり基となる因子によって性質や特徴が異なる模様。また、世界へ接続する為の端末としての役目もあるがテラー本人が世界に行くのか、イストリアスを介して本を読むように世界を覗き見る様な感じなのだろうか。
虚数幻想、まず虚数と聞いて思い浮かぶのが学生時代に数学等で習った虚数iとかjである。意味としては実数と異なり現実に存在しない数の事、負の値の事。どこにでもありどこにもない世界が虚数幻想、世界から切り離された位置にあり直接的な干渉は出来ない。存在しているけども見えない存在、この世界の裏側に居ると言った感じだろう。虚数と言う言葉と併せて考えると円形の図形が浮かぶ、虚数iをかけて90°回転させる事で象限を移動するあの図である。我々のこの世界が第1象限にあるとすれば、虚数幻想は第3象限にある様な関係性であると考えられる。当然我々の世界は実数しか存在出来ないので虚数を認識する事は出来ない、だが向こうからこちらを一方的に認識する事は可能なのであろう。急遽発見され現在テラー達の急務として観測されている第四世界とは我々が今暮らしているこの世界の事なのかもしれない。根拠としてはテラーである「はくのうつる」が我々が認識出来る状態である事から、この世界を観測若しくは干渉しに来ていると考えられるからである。しかしテラー本人が直接世界に干渉する事は出来ないはずだが急務故に緊急の措置であろうか。一見挨拶に見える「krik?」や「krak!」は挨拶と言うよりかは掛け声の様なものだろう、特に深い意味は無いお決まりのフレーズと言った感じか。どの国や世界の言語かは不明だが世界観を考えると本を読み聞かせる時のやり取りに近いと思われる(ストーリーテラーがkrik?と言う点からも)。またこの世界観は本が関連する事を考えるとアメリカの小説との関連もありそうである。
開幕4ページの内容から分かる情報だけでもこれだけ考察・推測する事が出来る。しかしこのまま続けているとキリが無くキャラクターの内容に移れないのでこの辺りで終わりにしておこう。各キャラクター設定の部分を読むだけでもこの世界観の情報を得る事は出来る、と言うよりこの設定を読まないと得られない情報もある。名前だけ登場する人物等も存在している。その多くは世界の根本に関わるようなレベルの重要人物が殆どである。
キャラクター設定を読んでいくと「アニマファクター」についての興味が非常に湧いてくる。アニマファクターとはここではそのキャラクターが生成される基となる物語や歴史の情報である。アニマは主に魂等を意味する言葉(ここではアニムスとの区別は無い物と考える)、ファクターは主に因子等を意味する言葉。実際に数ページキャラクター設定を読むだけでイストリアスの生い立ちや性質がなんとなく見えてくる。簡単に言えば物語の人物や歴史上の人物のデータを基に作られた存在である。性格や技能なんかも受け継いでいる感じである。分かる人には分かるように簡単に言えばFF5のクリスタルやFFTのクリスタルみたいな感じ、ジョブやアビリティを習得・引き継ぐみたいな。もっと今風に言えば偉人を美少女化して戦わせるスマホゲーが近いとでも言えばなんとなく伝わりやすいだろうか(私はスマホゲーに詳しく無いので伝わるのか正直分からないが)。RWBYで言う所の童話がモチーフ・・・・・・とはちょっと違うかも、外見的特徴だけでなく能力面も反映されているし。いずれもなんとな~くの雰囲気が近いかなと言うだけであり、正確に理解するにはたとえとしてはいまいちであろう。ただイストリアス達はどうもグランドコア自体が完全な状態で無い故に100%の力を発揮出来ている訳では無い模様。また、能力を見るとTRPGの様な雰囲気も感じられる。グランドコアについての情報はストーリーテラーはくのうつるの項目にて色々記載されている。グランドコアとは簡単に言えばメインサーバの様な感じだろうか。人で言えば脳に相当する位重要な核である。
キャラクター感想(はくのうつる陣営)
全てのキャラクターの感想について記載していくとこの文章が途方も無い量になりそうなので気に入ったキャラデザや設定のキャラ達をピックアップしていく。
・ミスティー クレイス
宝石を用いた特殊な魔術を使って戦う司書さん。恐らく使う宝石の種類によって異なった効果があると考えられる。純粋に魔力だけじゃなくてこういった物理的な媒体を消費して戦うのってが好き。意匠もモノクルに腰から本をぶら下げていたりして知的な司書と言う印象もある。
・ヘレナ イプシロン・ツー
電脳世界とか電脳戦とかそういうの好き。見た目アンドロイドかどうか不明だが、物理的な機械と言うよりもプラグラム等のソフトウェア的な意味合いでの機械の方が近いのかもしれない。アニマファクターの世界観も気になる所。
・フォルティス インウィクトゥス
血を操って攻撃、血を浴びて回復、死んでも周囲に血があれば蘇生。スキル的にはかなり強くてほぼ不死身の無敵に見えるが血が出ない相手だとどうなるのだろうか。インテンスキャンサーの中に機械や実体の存在しない者が居た場合は相性が悪いかもしれない。血とか影とか、こういう不定形のものを操る能力ってかなり好き。
・ホリー ロウリィ
見た目がもうクリスマス。素の性能も高いのにクリスマスが近づくとどんどん能力が上がっていくと言う期間限定強化付き。割とふざけた設定だけど良い意味での生成事故。しかも神器である星剣を操る事が出来る。赤髪剣士は良いものである。
・ミュゼ セレナーデ
軍服キャラは最高。軍師で音楽による後方バフ支援担当だけども自身もちゃんとそこそこ戦える。拳銃にはリボルバーを使ってそう。アニマファクター自体に特別な謂れは無いが更なる成長要素が残っている。日常だと背が高くて寡黙な雰囲気が近寄りがたく見えるが実はただのコミュ障なだけと言う。ギャップ萌え。
・ヴェロニカ メルクルニス
目覚めた時から少数で籠城し使命を全うして民を守るザ・騎士。星剣使いでありながら対星剣特攻持ちと言う強さ。RPGで言うなら旅の途中で出会うが最初は疑われていて、その疑いが晴れた時に正式に仲間になるみたいなポジション。そんな境遇と言いデザインと言い良い!女騎士は金髪で青い装備を身に付けると言うのが古来よりの習わし・・・・・・ではないけど好き、多分某アグリアスさんのせい。
・ユア フォーランド・イストリア
本人自体に戦闘力は無いが万一の場合ストーリーテラー代行として動くことになる大事な存在。恐らくイストリアス達を連れて第四世界の調査をする為の存在と言って良いかもしれない、所謂主人公。そして名前の由来がまさに第四世界の為の存在とも思えるのがエモい。見た瞬間なんとなくCV:早見沙織がぱっと浮かんだ。
キャラクター感想(サンサラ陣営)
今までがはくのうつる陣営のイストリアス達だったがここからはサンサラ陣営のイストリアス達となる。簡単に言えば敵サイドだがイストリアスと言う性質上アニマファクターによる影響もあってか全員が全員敵と言う訳でも無さそうである。しかし殆どのイストリアスが恐らくサンサラによる呪いと言う形で何かしらの要素を捻じ曲げられている様である。一部はそれが良い方向に働いているものもあるが。
・グリムリーパー(ユキ)
生まれた当初は無能力であったが途中から死神を使役する力を得る。それと同時に魔力補填が受けられなくなり死神を使役する代償として日々魂を捧げるか自分の存在力を捧げている。一見するとその能力で狩りをしていれば問題無さそうに見えるが死神に魂を捧げる際に苦痛等が伴うので八方塞がりである。恐らくこういう自分を犠牲に消えていくか、他者を犠牲にして生き永らえ狂っていくかみたいなのをサンサラが観察して楽しんでそう。
・ラスト(モーレ)
軟派なおっさんに見えるが重歩兵の騎士クラス。盾を捨てて火力全振りの模様。性格はただの女好きおっさんだけども自分の意思でサンサラから離反したり、自身に掛かった呪いを愛の力で制御したり実はイカしたおっさん。その後は普通に第四世界でインテンスキャンサーから住人を助けている辺り、説得すれば普通に仲間になってくれそう。
・シリー(ヴァイスハイト)
人の願いを叶えると言う能力が誤った方向に暴走した結果体型が肥大化したが後に呪いが解けてユアとの契約にて元の姿を取り戻す。このことから大抵は戦闘で打ち負かしユアと再契約する事でサンサラ陣営のイストリアス達の呪いを解くことが可能なのではないか?だが負けた際に呪殺されそうになった事からそう上手くはいかないのかもしれない。騎士は民を守ってこそである、元の姿も王道騎士っぽいし。
・ピュア(ルーナ)
呪いのせいでヤンデレみたいな感じになっているが愛する相手は存在しない人物を設定されてしまっている。原動力が恋なので呪いが解けた瞬間に対象を失い力を失う、更には本来は杖を使うことが出来るのだがアニマファクターから拒絶されている。何とも不憫な存在である。まあアニマファクター自体も恋が叶った瞬間に力を失うと言う儚いものである。
・ポープ(イエレアス)
戦うシスター、正確には執行者。異端者や魔を祓う存在での執行者だろうが呪いの為狂信者と化している。もし呪いが解けた状態で仲間になったら強そうだが、彼女の趣味と言うか癖がなんとも言えない面白い事になりそうである。普段の生活が気になるキャラクターである。
・ジャガーノート(ヴィクトル)
最強無敵の人造人間、人間と言うか色々組み合わせたキメラみたいな存在。まず名前からして強い、実際ステータスも強い。呪いのせいで自我が一切なく殺戮マシンと化している。ドレッドノートって兄弟分みたいなのが存在してそうな予感(後に亜人種の事をドレッドノートと呼ぶ事を知りました)。しかしこの最強をどのようにして打ち倒すのか、イストリアス達の能力には言葉遊びの様なものが一部あるので言葉の意味の取り方によっては能力の抜け道があるのかもしれない。
・インヴァース(モナーク)
ネコと言う存在はこの世界では神秘的な生き物として崇められている様である。いやネコ好き過ぎるでしょ、一部イストリアスが元は別の獣人だけど猫型に変えられる位にはこの世界の人ネコ好き過ぎる。ネコマスタリィ:ネコに好かれる。意思疎通もできる。とてもすばらしいスキル。いや草。インヴァース自体は見た目を中性的に見せる事が出来るスキル持ち、つまり私がショタで決まりと言えばショタになるって事だな。
キャラクター感想(その他登場人物)
両陣営のイストリアスをピックアップしたが上記以外にも結構好みなのは居る。リソース無しで己の力と技だけで戦うタイプのとかシンプルで結構好き。
更にその他の登場人物まで記載されている。宝珠とか聖痕継承者とか伝説級のアニマファクターの力を持った人物やストーラやステラ等はくのうつる生みの親とか、その辺りの重要人物も出てくる。キャラ解説の欄が実質世界観説明にも繋がっているのであっちこっちページを捲って関連性を追いながら読む必要がある。宝珠関連は自分の中でFFTの"ゾディアックブレイブ"みたいな感じだなと置き換えて何とか読み解いている感じ(実際は全く似ていません)。
・エルミス
色々と好みの属性が詰まったキャラ。まず人造人類と言う点。人造特有のあまり感情を表に出さず寡黙な雰囲気。見た目小さい体で巨大な武器を軽々と扱うギャップ。こういう可愛い子が凶悪な武器振り回してるの大好き。アタッカーでありながら宝珠の力によって回復も行う事が出来る攻防一体の能力、しかも亜人種は精霊の干渉を受けないので魔法が効かない。魔法が効かないけど自分は宝珠の力で水魔法は使えるよと言う反則っぷり。本来の亜人種は魔法が効かない使えないらしい。
・ポラリス
マスケット銃二丁を扱う軍人と言うマニアックな設定。宝珠の力でリロード時間短縮は恐らく銃身内部に直接弾を生成しているのだろう。精霊子を金属に変化させ硬度まで自由自在とあれば好きな弾丸を生成する事が可能だろう。そして近接では恐らく能力で硬化してある銃身で殴りかかる、能力で銃剣を作って取り付けても良いのではと思ったが本人の拘りがあるのかもしれない。その辺りの事を突っ込んだら多分あの冷ややかな目で黙らせられそう。
一通り読んでみて
こうしてイストリアス達やストーリーテラー達のキャラ設定を読んでみると時系列と言うか歴史が少し見えてくる。具体的な内容については恐らくこの先読むワールドイントロダクションにて記載されているのだろう。だがしかしこれを書いていて思った事が一つ。内容についてこんなに色々と書いちゃって大丈夫なのかな?って所、今更だけど。HaTARを読んだ感想文を書いているつもりがなんだか考察等が捗って色々書いていくうちに広がってしまってこんなになってるけど。売り物の中身を紹介し過ぎていないか不安になってくる。この先、ワールドイントロダクションの大まかな内容は複数ある世界とその歴史について物語の様に記載している謂わばちょっとした小説、と言うかレポートの様な感じである。(引き出しが少ないので例が少なくて申し訳ないが)私としてはFFTの"ブレイブストーリー"や"デュライ白書"みたいな感じかも知れない。これを読めばはくのうつるの世界観の謎を解き明かすことが出来るはず、作中の世界観や歴史や事件、用語、登場人物の説明が記載された全てである。特に聖痕継承者達の物語である宝珠世界については時系列に沿って語られている。キャラ設定の項目にて簡単に紹介されていたが情報が断片的であったものを事前知識としてここで全ての答え合わせが行われる訳だ。
また用語説明の一覧があり、最初に載っていた用語はほんの一部であり簡単な説明であった事が分かる。キャラ設定の項目にて度々目にしてきたであろう初見の用語なんかは大体ここに載っている。なので最初にここの用語説明に目を通す、又はキャラ設定を読みつつ分からない単語をここで調べながら読み進めて行くと言った感じが良いだろう。ここの説明を読むと私が最初に書いていた考察・推測がどこまで当たっていてどこが違っていたのか等が分かる。グランドイストリアなんかここでは漢字表記が出ているので冒頭の文だけ推測するのは無理があった様だ、当たらずいえず遠からずと言った感じだろうか。真相はHaTARの著者のみぞ知る。しかし割と設定好きだったりゲーマーだったりする私としてはインテンスキャンサーの階級や宝珠結界(こちらについては特に用語一覧等にも出てこないが感覚で分かる)辺り等はすんなりと入ってくる。宝珠結界は恐らくあらゆる攻撃を90%ダメージカットとか、そもそも宝珠持ち以外の攻撃を受け付けないとかそんな辺りだろう、星剣持ちじゃないと星剣持ちを倒せない(星剣を破壊出来ない)みたいな。他にもクトゥルフ神話好きな人とかには受け入れやすい内容とかもあるかも。
また最後の項目であるワールドイントロダクションの後ろにはおまけ資料として分かり易く表現した世界の図が載っている。他にも野良イストリアスとしてデフォルメキャラ達が簡単な解説と共に載っている(これも数がなかなか)。しかもその中にアッシュランドにてマイと共に発見されたであろう「コードの付いた人間」と思わしき人物?の情報がしれっと載っている。アッシュランドについての情報はマイのキャラ設定にある物位しか無いので詳しい事は謎である、ウォールズ・レポートのレプリカでも入手出来れば多少は情報が得られるのだろうか。
最後に
文章を思いつくままに書き連ねていっており思考があちこちにとんでいる感じになってしまったがこの辺で切り上げるとしよう。HaTARのボリュームがボリュームなだけに読むのも時間が掛かるがその内容を頭に入れた後に出力するこの作業もかなり時間が掛かる。情報を一度自分の頭で噛み砕く必要があるので久々に頭を使った感じがする。あまりにも大変なので途中自分が知っている作品に例えて理解の補助とする事でなんとかパンクを防いだりしていた(検討違いな例も多々あるだろうが)。しかしキャラ設定の部分を眺めているだけでも相当なボリュームで満足感がある、そこにそのキャラ達イストリアスの活動の舞台設定も加わっている。これPDFファイル4分割で1GB以上の容量があるんですよ、私こんな容量のPDF初めて見ましたよ(仕事とかではTIFFにして軽くするものだし)。それでこいつのお値段はなんとBOOTHで5,000円。読み終えてみるとちょいお得感ある値段、更に脳が刺激される。キャラ設定の所とか読んでいる内に本当にこれのゲームが存在しているんじゃないかと疑ったくらい。実際オリジナルTRPGとして使われていたりはするのかも知れないがそこの真相は著者のみぞ知る。
最後にと書きつつここでも文章が長くなりそうなのでここで本当に終わり。
因みにキャラデザに関してはここで大体のキャラは見ることが出来ます。