有機肥料
「雨ざらしでも悪臭や有害ガスを発生する腐敗に傾かず、比較的長期間に徐々に発酵分解して黒い土状のものに変化していくような堆積物」を堆肥、
「米ぬかや油かすなど雨ざらしではすぐに腐敗するような材料を屋根の下で短期間に発酵」させたものをボカシ肥料と呼びます。
どちらも大枠では有機肥料で、堆肥は土壌の物理・化学性の改善を期待され、ボカシ肥料は主に肥料効果を期待されます。
日本では年間約1700万トンの生ゴミ(食品廃棄物)が排出されるそうです。
このうち家庭ゴミが約1000万トンで、その約95%が焼却処分されます。
こうした現状から全国では「生ゴミ堆肥化」の活動があります。
しかし、生ゴミ収集と堆肥化の事業が公共化されていないため、農業での利用はあまり進んでいない状況です。
ただ、栃木県では隣り合った3つの町で生ゴミを集める堆肥センターが稼働しているようです。芳賀町の生産者の方が「生ゴミは資源で、農業利用すべきだ」と堆肥化事業を始めたそうです。
生ごみ資源化推進補助金というものもあるそうです。
余談ですが、コーヒー豆を挽いた後に出るコーヒーかすは肥料にできると本で読んだので、プランターの土と混ぜて小松菜を作りました。
しかし、そのままコーヒーかすを入れても生育はよくなかったです。やはり発酵させるのがポイントのようで、次は発酵させてチャレンジしてみます。
最近はコンポストで生ゴミを堆肥化して家庭菜園で使うパターンもあるそうなので、次はコンポストにも挑戦してみたいと思います。
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