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干支の真の意味 篇
1. 本年も宜しくお願い申し上げます!
あけましておめでとうございます。
旧年中はチノアソビ大全をご愛顧いただき、本当にありがとうございました。という割に、後半、ほとんど更新できなかったことを反省しまして、今年はそんな長文を目指すことなく、更新頻度を上げていくことを一つの目標にしております。
そんな2025年は干支の話から一つ。みなさん「今年の干支は?」と聞かれたらなんて答えますか?そりゃあもう簡単ですよね。
「巳年です」
と99%くらいの方は即答できるのではないでしょうか。かくいうぼくも1977年生まれの巳年でございまして、晴れて今年12年ぶり4回目の年男と相成ったのであります。
ですがこの「巳年です」という回答は、「今年の十二支は?」と聞かれたならば100点なのですが、「今年の干支は?」という問いに対しては50点しか取ることができません。
2. 干支の意味
そもそも干支という概念は「十干(じゅっかん)」と「十二支(じゅうにし)」の二つから成り立っているものです。十二支については「猫がネズミに騙された話」として巷間にかなり広まっているのですが、十干についてはなかなか馴染みがありません。
もともと干支の「干」は「幹」を意味しておりまして、本質的なこと、大事なことを司っているので実はこちらの方が大事です。「支」は枝の意味で、根幹から分岐して伸びてくる枝を表しています。
超ハショって解説すると、干とは「物事の本質的移り変わり」、支とは「生命エネルギーの流転の様子」と言えます。
東洋哲学というと神秘的な何かを感ずる今日この頃ですが、古代中国の思想はどこまで行ってもプラグマティズムに貫かれていて、抽象的なものより具体的なものを好みます。ですから干支占いというものに世間は左右されておりますが、これらは決して占いの類なのではなく、先人による現実的な経験に裏打ちされた統計学的な観点からのアドバイスなのです。
3. 干支の構造
では、実際に干支の構造について解説していきましょう。
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