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布教の果てにミイラとなった聖者 篇
1. 小学生のヒーロー、ザビエル
学びとしての日本史が正式に始まるのは小学校6年生からだった記憶がある。誰もがその記憶の中で、絶対に忘れ得ない人物の一人、それがフランシスコ・ザビエルだろう。どんな勉強嫌い、歴史嫌いであってもそのインパクトは群を抜いていて、その知名度は足利尊氏や織田信長をも上回る。
その理由は、
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この独特すぎる髪型にあるだろう。
惹かれる。
魅力的すぎる。
前髪も横髪もふさふさなのに、てっぺんだけクッキリ禿げている。頭頂部うすら禿げは、現代でもそこそこ見るが、そんなレベルでもない。もう小学生には大好きな要素が満載である。
「これって、剃ってるんですか?」
という質問を、幾度となくぼくは学校の教師に投げかけてきたが、この歴史の本質からかけ離れた質問に答えた者は皆無で、この後、Jリーグが発足し、アルシンドが鹿島アントラーズに加入するまで、ぼくはザビエルは頭頂部だけを剃り上げている奇抜なファッションセンスの持ち主だと信じ続けていた。
とまぁ、冒頭から本論とかけ離れてしまうように、そのインパクトゆえ、我々日本人はザヴィエルについて、その凄まじさをほとんど知らない。
2.ベンチャー起業家、ザビエル
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