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半歩ずつ、歩いてゆこう。


『始める事から始めよう。』というテーマで行動し始めて、早いもので一年が過ぎようとしています。

そんな時期にあって、今新たに感じていることをカタチとして残しておきたいなぁと思ってキーボードを叩いています。

(その頃の記事はこちらから↓)

この時期は本当にメンタル的に苦しくて、苦し紛れに、自分への慰めに、なんとか動くことで少しでも何か変われば、、

みたいな漢字で書いてた気がするので、そんな過去の自分を、それからの期間を経た自分の視点から書いていこうと言うのが今回のnoteです。

もしよろしければお立ち寄りください。

4つの出会い

ここ一年の自分を振り返る上でさいきん4つほど、考えさせられる作品や言葉なんかに巡り合いました。

①LiSAさん

さいきん、LiSAさんのファーストテイクを観ました。

(もう何回観たのだろうか、、)

それの詳しい話は別の記事で書いているのでもし良ければ読んでみて欲しいのだけれど、簡単に言えばこのパフォーマンスとの出会いが、

『自分ってステップアップ出来てるのかな?』

って振り返る様なキッカケを与えてくれました。

「僕が1番頑張っていた」と今でも思う高校時代にずっと聴いていたのがLiSAさんの曲で、それ以来は聴くたびに

「あの頃はこうだったなぁ」
「もっと頑張らなきゃ」

って思わされていて。

そんなLiSAさんの集大成みたいなものを見せられた気がして、いつにも増して自分について考えさせられました。

②堀正岳さん

僕が最近よく読んでいる本の著者さん。

特にとて勉強になったのが『知的生活の設計』という本なのですが、その中に

「誰にでもできるかもしれないが、手を動かさなければ不可能な境地」に足を踏み入れるには十分な時間

という表現が出てきて。

この本の文脈では『何かを始めた時の始めの一年』という部分でこの言葉が使われているのですが、確かにこの境地ってあるなって思っていて。

そして僕自身、この境地にまで至れた事が何回あっただろうかって思ってしまいました。

僕は「60点は取れても80点は取れない人間」だと常々思っていて。

曲がりなりにも色々な事に手を出してきたから、なんとなく概要はすぐに掴めるのだけど、それ以上にいけない。そのモチベーションが保てない。

だから僕の言葉で言う所の「60点を超える」事はやっぱり大切なんだなって思わされたし、この本の内容はそれを仕組みとして達成させられる様な知識が詰まっていたから勉強にもなりました。

(ぜひ読んでみてください)



③水野良樹さん



そんな風に思考を巡らせつつバイトをしていた時に、いきものがかりのメンバーである水野良樹さんのコラム記事?みたいなのを見つけました。

その中に


「好きを仕事にする」と言うことには相当な覚悟がいる。好きだったはずのことに他人からの評価が入ってきたり、同じ分野で自分よりもすごい人がいて挫折したりもする。



というような内容があって。

さっきは「モチベーションが保てない」とか言ったけど、それはただの言い逃れでしかないのかなあとも思って。

実は『本気で取り組んだ末に敗北したり挫折したりするのが怖い』っていうのが本音じゃないかなぁって思ったりしました。

「コレを仕事にする」って決める事は覚悟がいる事だし、仕事じゃなくても『コレが専門です』と名乗る事は敗北も、挫折も、時には責任も背負う覚悟がいるんだろうなって。

今の自分にはそう言える覚悟ってなかったな。

この一文に触れて、すごく反省しました。


④空の欠片


これは僕が大好きなアニメである『電脳コイル』のエンディング曲(でんすけぇ、、)。

もう10年以上前に僕が小学生の頃に観ていたアニメなのですが、その時に感じた独特の世界観が忘れられなくて、3年前くらいに見返した時にファンになりました。

そんな今でもふと見返したくなるくらい大好きな作品です。

(近未来的なSF感と、舞台の田舎から感じられるノスタルジー感とのギャップが凄く独特な世界観を醸し出していてそれが僕の性癖にぶっ刺さってます)

、、けっこう脱線しましたね。

そんなアニメのエンディングである『空の欠片』、歌詞の中にこんなフレーズがあります。

踏み出す一歩目は小さくて良い
大きな勇気がいるから

確かに一歩目って勇気がいりますよね。

何か自身の新しい挑戦でも、誰かに何かを働きかけるような時も。

このフレーズに改めて触れた時に

「あ、もう少し小さくて良いんだな」

って思えました。

そんな風に恐る恐る踏み出したのが一歩にすら満たなくても、前には進めているはず。

そしてそんな自分を認められたら。

そんな風に思いました。


今の自分は??

そんな出会いがあってこんな文章を書いたりしているわけですが、なぜそれが僕の心に触れたのかについてはここ一年の自分の動きも書き加える必要があるかなあと思います。

なのでここからは、軽くこの1年を振り返ってみようかな。

1月〜3月

東京でのインターンがキツくなって目を背けて、カラオケでアルバイトをはじめました。この頃は大学も半年間お休みしていたので、シェアハウスに暮らしつつ、フリーターのような生活をしていました。

2月中旬?くらいから例の騒ぎも始まってきて、今考えればそんな大きな転換期を肌で感じられたのは自分の中にある意味では良い経験として蓄積されました。

(そしてこの辺、失敗体験が色々と重なってかなり自己肯定感低めな時期。)

4〜6月

なーんか何にもしてなかったですね。本当にそんな感じ。

ご時世的にバイトもなかなか受からなくて、じゃあ良いやーってはじめたクラウドソージングでのお仕事を惰性でこなしてたら3ヶ月経っていた。そんな感じ。

(自己肯定感の低い状態をずるずると引きずってた。)

7月

この辺で友達から野菜の直売所のバイトを紹介されて。入ってみたら『その土地』に触れられるような情報も人もたくさん集まっていて。色々と勉強させてもらいつつ、お金ももらいつつ、野菜ももらえたりするようになって食卓に野菜が増えました。

(とりあえず変化があったことですこーしずつメンタルも上向きに。)

8〜10月

この頃は前述のバイト先を少し減らし、研究室関連の住み込みバイトに行っていました。去年の夏にもお世話になった企業さんだったので顔馴染みの方も多くて、楽しく仕事をさせていただきました。

この辺からエッセイも結構更新するようになったり、習慣づくりに本格的に取り組みはじめました。人間って無限に時間があると思うとなかなか動けなくて、むしろ「この時間からは〇〇がある!」みたいな状況の方が動けるんだなって改めて身を持って実感しました。

(俗世から離れたことで俯瞰して自分を見れるようになった期間。)

11月

日常(アパート暮らし)に戻ってきて、直近2ヶ月くらいで考えたことと、住み込みの環境じゃなかなか手を出せないことなんかに手を出しはじめました。

実は前述した4つの出会いもこの期間に集約されていて。こうして振り返ってみると「あの時のこれがあったから心のどこかに引っかかったんだろうなあ」なんて思ったりもする。

(色んな意味で余裕ができて、1月からの歩みを振り返れた期間。)

...まあ、ざっくりまとめるとそんな1年(まだ終わってないけど)。

半歩ずつ、歩いてゆこう。

そんな期間を経て、そして1月の自分の心境を記したnoteを見て。

たぶんお気づきの方もいるかと思いますが、このnoteのタイトルにもなっているこの言葉は前述した『空の欠片』のワンフレーズから着想を得たものです。

大きく一歩を踏み出そうとすると、やっぱり怖いし、大変な勇気がいる事だってあります。

でも、恐る恐るでも良いから、半歩ずつでも良いから、歩いていくことが大切なんじゃないかなぁっていうのが最近の僕の考え方。

そんな『半歩ずつ』を繰り返していく事で、自分なりの領域を作って、いずれは覚悟を持って『自分を名乗れる』ようになれたらなって。

思えば僕自身が、そうやってきました。

「いきなり都会で働く勇気はないから」と、空きの出来た半年間で東京シェアハウス暮らしをしてみたり、いきなりオープンに発信活動は出来ないから、SNS上で顔出しせずにカミングアウトしてみたり、YouTubeを始めるのにとりあえず『作業部屋』と称してサブ的にチャンネルを開設してみたりとか。

Twitterだってそうやって始めて今は1000人以上のフォロワーさんに恵まれてるし、ブログだってとりあえずサーバーをレンタルして曲がりなりにもブロガーって名乗ってたりするし。

(最近だとあまり人が来なそうな深夜にインスタライブをしてみたりも、、)

そんなこんなで、いきなり飛び込むのは難しいけど、『半歩ずつ歩く』ことなら、ちょっぴり怖がりな人にも出来るのかもしれないなぁって。

そんな僕の1年弱での気付き。

こんな拙い文章だけど、もし同じ様な境遇の人がいたら、少しでも何かを与えられていたらすごく嬉しいなって思いつつ、今回は終わりたいなって思います。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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