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【読書ノート】真木悠介『自我の起原』5

『男/女という二つの性しかないということが特異な形で、〈n個の性〉が一般型だと、マーグリス/セーガンはいう。
 われわれの個体の「自己」のアイデンティティは、生成子の交換を生殖の時だけに限定することをとおして成立する。つまり生成子の永生にとって必要な環境更新を、「わたし」の生きる限りの時間の境界の外に排除することをとおして存立している。』


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