もうこれはこういうものなんですよね？！ 「家政夫のミタゾノ」【第１話感想】
もうすぐ10周年とのことで言わずと知れたシリーズ。こんなに大人気なのに実は初見。超人的な身体能力を持ち、ほぼ超能力に近い先読みで物語をゴリゴリ展開していく謎の家政夫・ミタゾノが、やや強引にご家庭の事情を解決していく話なんですが、これはもうこういうものなんですよね？？？だってKVにチーターいますもんね！？ギャグなんだよね？？
ご家庭のお悩み解決系のドラマではあるものの、ご家庭側も家事代行を入れられるくらいなので、基本的な生活にはかなり余裕があり、その上で承認欲求や他者への干渉などを止められずにトラブルが起きているタイプの家庭なので、コイツらがミタゾノの剛腕で捩じ伏せられて反省するまでを楽しむという作品なのだなと思った。ジャンル的には「弱者救出もの」というより「バカ成敗もの」に近い。
先日亡くなった中山美穂さんの遺作がこれになるのかな？ 最後の最後のご出演が、自意識を拗らせた金持ち役かつ、夫婦関係の拗れから中学校時代の同級生との再会に心躍らせ、あろうことか同窓会にセーラー服で行くというかなり苦めの役だったの、なかなかしんみりしてしまう。
というかミタゾノはマジで誰のために働いているんだろう……仮にも雇い主である相手なのに、一方的にプライベートに踏み込み、衆前で恥をかかせるようなことをやらせ、たとえそれが雇い主をバカな考えから目覚めさせるショック療法だとしても、誰からも頼まれてないのに何でそんなことするんだろう……「これは良くない」って勝手に判断して勝手に成敗してるってこと……？ヤバ……