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それは本能ではありません ドラマ「ホンノウスイッチ」【第1話感想】

開始10秒で朝チュン、30秒で回想に入り「彼氏に浮気されてフラれた!泣」と状況説明、さらに3分後泣きついてた幼馴染とセックスしてるのスピード感スゴい。いきなりトップギアすぎる。

異常にパーソナルスペースが狭く、目が全く笑っていない幼馴染(しかも1回セックスしたという既成事実を強調してくる)に猛烈にアタックされ、やや強引に今後の展開を進められていくの、これがラブコメドラマだという前提がなかったら本当に恐怖。

浮気して別れた彼氏とヨリ戻そうって言われた時に、横から勝手に断り入れてくるのとか本当に怖い。こういうことしてくるやつって大抵自他の境界線が非常に緩く、悪意なく人の選択肢や可能性を塞いでくるタイプの可能性が高いので超警戒してしまう。妻を守るという名目で人のことをぶん殴ったウィル・スミスのこと絶賛してそう。

と言いつつ主人公側もま〜ヤバいやつで「デートに来ていく服がわからなくなっちゃった🥺」という理由だけで、連絡なしにデートドタキャンしたりするし、心配して家まで来た彼氏に礼も詫びもせず、「〇〇の前だと素直になれない……」みたいな恋愛オブラートで良いように解釈していて引いた。

自分の気分ひとつで相手を振り回したり、相手から振り回されたりする恋愛は”本能”ではない。本能というのは生物が経験を必要とせずとも生来的に身につけている行動様式のことで、このドラマの主人公たちがやっていることは、成人であれば社会で身につけておくべき礼節と思いやり、コミュニケーションの欠如である。自分の気持ちが整理つかないからといって、人の家の窓に物を投げるんじゃない。電話をしなさい。

【第2話見るか?】NOT FOR MEすぎました






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