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francfrancの紙袋とエリック•ロメール
今日はたぬたぬが経験した、「偶然」の出来事について書きたいと思います。
先日、電車に乗って出かけていた時のこと。
1時間くらい乗車時間があったので、
読書でもしようと思い、文芸誌の
『三田文學 秋号』を読んでいたんですね。
興味のあるところから読もうと、パラパラとページをめくっていたら、エリック•ロメールに関する評論が目に入りました。
エリック•ロメールは、ヌーヴェル•ヴァーグを代表する仏映画の監督です。昔、ちょっとだけ観たことがあり、オシャレな映画だなぁ、と思ったことを覚えています。
その評論では、「偶然」ということについて言及されていました。
ロメール映画は、偶然の出来事で満ち溢れているが、そこには、運命的な出会いから即物的な一致まで、さまざまなヴァリエーションがある。
ロメールの映画には、偶然的な要素が盛り込まれているのだそう。
でね、この評論を読んだ後に、フッと向かいの席に座っている人を見ると、
私が持っている紙袋(フランフランの)と全く同じものを持っている人がいるじゃないですか!しかも結構前のシーズンのだと思うんだけど。
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いや、普段だったら何も驚かないんですけど、
たまたまこの評論を読んだ、まさにその瞬間だったから、「わー!偶然が来た!」と1人胸が高鳴りました。
向かいの席の人は、私が内心盛り上がってるなんて、夢にも思わなかったでしょう。
で、どうして私はわざわざ紙袋を持って出かけたかというと、お花屋さんのワークショップで、これを作って持って帰るためでした。
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うん、一応紙袋持参してみたけど、かなりもっさもさ、ボリューミーでフランフランの袋には入りませんでした😅
ちゃんとお店の方が、持ち帰り袋を用意してくれてた😌💕
ワークショップに参加したお花屋さんは
岡山県倉敷市にある『土と風の植物園』さんです。
素敵なドライボタニカルがたくさんありました。通販や定期便もされてるようで、全国にお客様がいるそうです。ぜひ!
そもそも、このお花屋さんに行こうと思ったのも、急に思い立ったことで。偶然ネットでみつけたお店だったんです。
その道中で、また衝撃的な偶然に出会い。
世界は偶然に満ちている。
そんなことを実感した一日でした。
ロメール映画、また観てみようかな。
「偶然」に着目して。