セミナー「イマドキの大学事情」質疑応答その1
静岡・清水・志太の労働者福祉協議会等が主催する「教育・進学 知っ得セミナー」に登壇し、「あの頃とは変わったイマドキの大学事情-今後の入試の変化と大学・学部選びについて-」を話しました。大学職員の立場だけでなく、親の立場で自分だったらこう考えるというスタンスで話すことにしている。
今回は、11/16(土)静岡会場、清水会場での質問事項から、イマドキの大学事情の中で気になることが見えたので、抜粋して紹介する。
Q大学選びはいつまでにすべきか?
A「共通テストの結果を見て、出願する」という話をしたが、候補の絞り込みは早い方がいい。
オープンキャンパスが大学を見る絶好の機会で、夏休み開催が多いため、その前には絞り込みをしたいところ。
また、目標が決まると勉強にスイッチが入りやすいので、この意味からはさらに早い方がいい。
Q学部学科を入試の種類や日程別に比較するのに便利なサイトはあるか?特待生入試や併願可能な推薦入試も調べたい
A河合塾、ベネッセ、さんぽうなど多くのサイトがある。
Q共通テストの「情報」はどんな問題がでるのか?
Aメール利用時やサイト閲覧時の注意点など未履修の社会人でも解ける問題もあるが、大学入試センターのサイトに試作問題があるので参考にしてください。
https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/shiken_jouhou/r7/r7_kentoujoukyou/r7mondai.html
Q意見表明を避ける(匿名質問はする)、あてられるのが嫌いな学生をどう指導しているか?
A様々なケースがある。人前で話すことが苦手であれば以下の方法がある。
https://note.com/tanto63/n/n3284a281e1b1
その他、「質問ありますか」で最初に挙手した学生の勇気をほめる、小さな挑戦をした学生にはすぐに前向きフィードバックをするなど。
Q大学に行く意味って何ですか?
A(わわわ、そもそも系の質問だ。しっかり受け止めて答えよう)
資格系の学部は資格取得の意味が加わるが、質問者の意図はそれ以外と考える。
高校までの基礎学問と違い、社会課題や科学等を突き詰める研究を通じて、原因追求方法や対策を考えて実行する力をつけること、多様な学び方を学ぶこと