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「あの日、選ばれなかった君へ」|読書感想文
読み終わったあと、
ある方の人生をのぞかせてもらったような感覚に陥った。
それは他でもない著者であるコピーライター・阿部広太郎さんの人生だ。
その本は『あの日、選ばれなかった君へ 新しい自分に生まれ変わるための7枚のメモ』。
わたしは諦めずに頑張り続けられている?
この本を読み終えたあと、私は選ばれるための土俵にどのくらい立っただろうと思った。これは「選ばれる」代表格である受験・就活などを除いてだ。よく考えてみると、部活のレギュラーや委員会だったり、アルバイトやゼミや仕事のプレゼンだったり、いろんな場面があったことを思い出した。
そして次に思ったのは、結果はどうであれ、選ばれるまでに「ここまでやりきったから悔いがない」と言えるまで頑張り続けられただろうか、
選ばれなかったらそのまま諦めてしまっていなかったか?そもそも選ばれるための場数も踏めていたか?ということだった。
色々自分に問いかけられているような気がした。
否定されても。証明することを選び続ける。
そんなことをしばらく考えていたときに、阿部広太郎さんと田中泰延さんのトークイベントを視聴した。
その中で、他の人から否定される経験がお二人に多かったことを知った。
もし自分が、そんなことを言われたらすぐ折れて諦めてしまうだろう。しかし、お二人は証明するために突き進んでいたり、別の方法で自分を証明することをしていた。つまり、自分を証明するための行動を選び続けていたのだ。
ここで、改めて自分に対して浮かんだ疑問を整理してみることにした。
「選ばれる、選ばれない」は他者や社会が入るから自分でコントロールしきれないけれど、「選ぶ、選ばない」は自分でコントールできるということ。
自分の場合は、選択するときに納得感がないと後悔していることが多かったということに気づいた。
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選ばれても、選ばれなくても。そのあとは自分で選ぶことができる。
選ばれても、選ばれなくても。
そのあとの行動は自分で選ぶことができる。
選ばれたとしても、相手や自分自身の期待に添える行動をし続ける必要がある。選ばれなくて悔しい思いをしたとしても、他にできることがあるかもしれない、今ではなくいつかと思って行動し続けることはできる。
この本を通じて、選ばれたらもちろん最高だけど、
選ばれなかったとしても自分でチャンスを作ることはできるんだ、
と勇気をもらえた。そう思うとたくさん転ぶしかない。
ふと、歴代の恩師に言われていた「猪突猛進」ということばを思い出した。
対戦相手に対してガツガツぶつかっていく私のことを指したことばだ。
そのときのことを思い出すと、転がるの怖くないかもと思った。
終わりに
実を言うと、本が届いてから一晩で読んで。
自分に置き換えたら、と思ったら
今日までうまくことばにできなかった。
それから何回か読んで、今回のイベントを視聴して。
楽しそうに話すお二人をみていたら
元気をたくさんもらって
ことばにしてみる勇気が湧いてきた。
そうして今ここに書いている。
******
「あの日、選ばれなかった君へ」
この本は背中を押してくれる本だ。
落ち込んだとき、
悔しくなったとき、
立ち止まってしまったとき、
ぜひ読んでみてほしい。
阿部さん、たくさん考える機会をくださりありがとうございました。
おしまい