2月教育ワークショップ
2月17日に第2回教育ワークショップを実施しました!
この記事を開いて頂きありがとうございます。みよしたかやと申します。
高知県出身の28歳です。現在は東京で教育系のお仕事をしております。
プライベートの活動で今年は年10回高知県で教育ワークショップをやると決めており現在絶賛進行中です。
高知の子どもが県内外、もしくは国外の色んな大人に出会う機会をつくることで、自分の好きなことや興味関心を知り深めるきっかけを生み出したいと考えております。
東京芸術大学大学院の大学院生であるナオさんをゲスト講師として招き、2月17日にアートワークショップを実施しました。
【偶然から発想を広げる】をテーマとし、架空の生き物の足跡図鑑をつくるという内容でワークショップを実施。子どもたち自身の独自のモノの見方をしっかりと表現することができたワークショップだったのではないかと思います。
ワークショップの流れ
企画説明: ナオさんからワークショップの目的と活動内容の説明。
アイスブレイク: 参加者同士の親睦を深めるための活動。
創作活動: 子どもたちによる架空の生き物の足跡の創作。
鑑賞活動: 作成された作品の共有と鑑賞。※今回は時間不足で実施できず。
クロージング: ワークショップのまとめとナオさんからのフィードバック。
企画説明
1月のスパイスカレーワークショップにおいては他者意識をもって取り組んでいただいたのですが、それに対して今回のワークショップは子どもたち自身のものの見方を大事にすることを意識した設計にしました。
そのため、「変なアイデア大歓迎~全部をおもしろがって取り組んでいこう~!」と声掛けした上でワークショップを進めていきました。
アイスブレイク
アイスブレイクでは3つのグループに分かれてジェスチャーゲーム
大人が運営スタッフが進行役として入り、子どもはカードに書かれたお題を他の友達に伝わるようにジェスチャーで一生懸命表現してもらいました。
時間内にたくさん正解できたチームもあれば1つしか正解できないグループも。正解数に差はあれどとにかく全体的に盛り上がっておりました。
年齢層が広かった分、どの年齢の子でも楽しめるアイスブレイクを運営メンバーに考案してもらいましたが、特に進行上でのトラブルもなく良い感じに場はホカホカに。
創作活動
偶然できた絵を足跡として見立て、その足跡を残した生き物はどんな特徴をもっているのか想像を膨らませてもらう。
そのために、まずゲストのなおさんが事前につくってきた足跡図鑑を子どもたちに紹介してもらいました。
野菜が入ってたビニール袋をくしゃくしゃにして描いた足跡や上から物を落として描いた足跡など。不思議な足跡がたくさん。
自由な技法で試していいということが子どもたちに伝わった後に実際に創作活動。
偶然を生み出すためにも、ペットボトルのキャップやストローなど、普段絵を描く際には使わないであろう材料を各家庭から持ってきてもらったのですが、公園で見つけた鳥の巣の抜け殻を持ってきていた子もいたり、とにかく色々あっておもしろかったですね〜これが。
足跡をつくった後には、説明文の作成。
自分が描いた足跡をもつ生き物はどんな特徴をもっているのか自由に想像を膨らましてもらいました。
生息地や体重、鳴き声や性格など、説明する文も一人一人違っていました。
ある生き物はオーストラリアに住んでいたり
ある生き物は「ヴォォォォォォォォォン」という鳴き声で鳴いたり
ある生き物はダンスを踊ることが好きだったり
ユニークなアイデアがたくさんでした。
鑑賞活動
本来であれば子どもたちが描いた足跡図鑑を鑑賞し合い、お互いの描いた足跡がどのように見えるのか、見え方の違いを共有する予定でした。
しかし、足跡図鑑の印刷作業の時間を私自身が読み切れておらず鑑賞する時間を設けることができずでした、、(物事に優先順位をつけて適切に取捨選択する力がほしい)
クロージング
鑑賞活動をスキップし、クロージングとしてなおさんからのお話。
アートを続けていくにあたってどのような進路が考えられるのか、複数の選択肢を子どもたちに伝えてもらいました。
参加した子どもの中には絵を描くことが好きで、将来イラストレーターになりたい子もいたので真剣な眼差しでなおさんの話を聞いていました。
参加した子どもたちが中学・高校・その後の進路を選択していく際に、なおさんの話が選択における材料になればいいなぁと、その場を見守っていたことでした。
終えてみての感想
創作活動がとてつもなく面白い出来栄えだった分、鑑賞まで進めることができていたらどうなっていたのかなと、やや自分の中に悔しさが残りました。
できた絵を冊子にしていたのですが想定より時間がかかってしまい(完全なる私の予測間違い)、鑑賞まで実行できなかったところが個人的には悔やまれました。
当日、残り時間で何を優先するか運営メンバーと相談していた際に「今日持ち帰れるもの(図鑑)を作成することを優先しよう」と私が決断し実行したものの、印刷の時間に参加者を待たせてしまう結果となったので(読み間違えた!!!!!!)と反省したことでした。
咄嗟の判断力がもっとほしいものです。
今回の事態を踏まえての次回への改善点としては以下の2点があげられます。
①制作系のワークショップの場合、自分で模擬体験して正確な時間を見積もる
②取捨選択する場面では、当日にしかできない事項を優先する
①についてはワークショップなどをやる際にいつも感覚的に時間を見積もることがあるので、制作系のようなワークショップにおいては、正確な時間を見積もるためにも自分で一回体験してみることをやっていく必要があるなぁと今回学べました。
また、それでも当日スケジュール管理がうまくいかず残り時間でどのワークを選ぶか決断する必要が出てきた場合、当日にしかできないワークはどれか見極めたうえで取捨選択していくようにしていきたいところです。
印刷など、後日に回しても比較的支障が出ないものについては後日にしっかり回していく。
この辺を次回以降にしっかり活かしていきたいことです。勉強になることばかりです。
ただ、やはり東京からわざわざ高知まで来てくれたなおさんには感謝感謝でした。
運営メンバーとともに企画を練るところから入って頂き、ワークショップの1か月前から頻繁にミーティングやチャットでのやりとりをしていただきました。
子どもの発想を最大限広げるためにはどのようなワークショップであるべきか話し合い企画を練り上げていったので、クラスで一致団結して文化祭の準備を進めているような楽しい感覚を味わうことができました。
今回は忙しい合間を縫って弾丸スケジュールで来ていただいたので、ひろめ市場や桂浜あたりにしか連れていくことができず。また今後高知に来ていただく機会があれば、高知の自然を味わう体験を提供したいところ(仁淀川とか仁淀川とか仁淀川とか)
そんなこんなで、2月もワークショップを終えることができました。
なおさんや参加してくださったご家庭、運営メンバー、材料提供や相談に乗ってくれた方々に感謝です。ありがとうございます。
3月のワークショップももうすぐなので引き続き準備を進めていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!ではまた!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?