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探究学舎の新事業《表現探究》ってなに?

10月よりスタートする新事業「表現探究」。
探究学舎の授業づくりのノウハウを伝授する授業
が、ついに三鷹教室にてスタートします!!

【表現探究】とは?

皆さんは、探究学舎の授業を受けてこんな光景を見たことがあるのではないでしょうか?

表現探究説明会.022

子どもたちが目をキラキラさせて授業に引きこまれている姿。
どんどん手を挙げて、前のめりに参加しているような姿。

子どもたちをこんなにも楽しませるのは、一体なんなのでしょう?

それは、”人の心を動かす秘密”。

実は探究学舎の授業には、その秘密がふんだんに散りばめられています。
だからこそ、さまざまなテーマにおいて驚きと感動を生み出し続けることができるのです。

このたび表現探究では、この人の心を動かす授業の「型」を伝授します!

なぜ【表現探究】なのか?3人のスタッフの想い

私たち探究学舎は、日頃から”興味の種をまく”ことを目指し、授業を届けています。探究学舎の授業を受けたことのある子どもたちは、さまざまなコンテンツを通して、驚き、感動し、心動かされることの素晴らしさを体感していると思います。

ではなぜ今回、「表現探究」を通して”子どもたち自身”が、人の心を動かす秘密を学ぶのか?

そこには、この「表現探究」を率いる宮脇僚(わっきー)柿木結允(かっきー)向敦史(あつし)、3人それぞれの原体験から生まれた強い想いがこめられています。
3人はどのような想いで「表現探究」を子どもたちに届けようとしているのでしょうか?
「表現探究」を通じて、子どもたちとどのような世界を分かち合いたいと考えているのでしょうか?

ひとりずつご紹介したいと思います!

かっきー・あつし・わっきー.001

〜”好き”の可能性をもっと広げたい〜わっきーの想い

2021年4月に始まった「実践探究」では、子どもたちの”好き!やってみたい!”に僕たちスタッフが寄り添い全力で応援し、伴走してきました。

▼「実践探究」とはなにか?についてはこちらをご覧ください!(前編・後編)
https://note.com/tanq_unofficial/n/n2c856f260911
https://note.com/tanq_unofficial/n/n5bacd0985490

子どもたちが試行錯誤しながら”好き”を探究する姿や、「実践探究」を通して子どもたちや保護者の方の中で起きる小さな変化に日々喜びを感じています。

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しかし同時に、課題点を感じるときもありました。

それは、自分の”好き”をうまく人に伝えられず、立ち止まってしまう子どもを目にするとき。
自分の中にある”好き”をたくさんの人に伝え、もっともっと探究してほしい。好きなことを分かち合い、より多くの人に協力してもらうことで可能性を広げてほしい。

「表現探究」では、そのために必要な”表現するスキル”を子どもたちが身につけるサポートをしていきます。

〜自分の世界観をかたちに〜 かっきーの想い


2021年4月から始まった、探究学舎の「中高生クラス」。
※「中高生クラス」は、現在三鷹教室でのみで行っています。
テーマは「デザイン編」。授業を通して自分で作品を作り上げていくものでした。

表現探究説明会.004

”自分で思い描いたものを、形にしていく”

言葉で言うのは簡単だけど、そんなことが中高生にできるのか?
思春期の中学生は、自分のアイデアや意見を人に伝えることに抵抗があるのでは?

最初は正直不安もありました。

しかし、いざ授業が始まると、そこには予想を大きく裏切る光景があったのです。

表現探究説明会.006

彼/彼女らは、とてもクリエイティブで、活き活きとデザインに没頭し、最後の発表もとても探究っ子らしい発表で締めくくってくれました。

そんな様子を目にした時、僕はすぐにこう思いました。

中高生でここまで活き活きするなら、小学生はもっと活き活きと輝くのではないか。
小学生にも、自分たちの世界観を表現できる場所を届けたい。

そんな場を、「表現探究」で作り上げていけたらなと思っています。


〜自分の感動を、たくさんの人と共有する瞬間を〜あつしの想い

探究学舎では、コンテンツ(授業テーマ)ごと/週ごとに様々なスタッフが制作を担当しています。
僕も制作スタッフの1人。今までにいくつもの授業を生み出してきました。

いろんなジャンルの授業を作ってきましたが、どんな内容でも共通することがあるのです。

それは、「自分が心の底から感動したものを伝えた時、それは多くの人の心を震わせる」ということ。

そして何度もその瞬間を経験してきたからこそ、思うことがあります。

もし、こどもたちも「自分の感動をそのまま表現する力」を手に入れたら、彼らの中にあるおもしろいことや伝えたいこと、心動いたことがどんどん世界へ広がっていくのではないか?

そんな未来のために、「表現探究」で人の心を動かすスキルやマインドを子どもたちに伝えていきたいです。

表現探究説明会.008


3人に共通しているのは、自分の内にあるものをより深く探究し、表現する楽しさを知ってほしい!ということ。

そしてそのために子どもたちに渡せるものが、「探究学舎の型」だったんです。

【表現探究】、なにするの?

では「探究学舎の型」はどのようなことなのでしょうか?

その内容は大きく分けて二つ、「ファシリテーション」と「コンテンツデザイン」です。
それぞれどのような内容か見ていきましょう!

< ファシリテーション >

ここでは人の前に立ち、授業を進行していく技術を学びます。

第1回は、声の使い方。声の大きさやトーンをどのように使い分けるのか。
第2回は、表情の使い方。どんな顔をすれば、自分の伝えたいことがより鮮明に伝わるのか。
そして第3回は話すときの”間(ま)”の使い方。早口で立て続けに喋るのか、それとも、ゆっくり間をとって語りかけるように話すのか。

といった具合です。

実際に探究学舎で授業を行うメインファシリテーターは、子どもたちの中にある「どのような感情を、どう引き出すのか」を、上記の3つの技術を駆使して実行しています。

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< コンテンツデザイン >

コンテンツデザインでは、何のテーマで、どのように授業制作をするのかを学びます。

ここで学ぶこともも大きく分けて3つ。

1つ目は問いの作り方。どうすれば誰もが考えてみたくなるような質問をつくれるのか。

2つ目は体験の作り方。問いが出てきた後に、どうすればみんなが自分で発見していけるような学習の体験を作ることができるのか。

そして3つ目は、物語の作り方。人々が引き込まれる物語を、一体どうやって作り出すことができるのか。

・・・
例えば、「幾何学編」に出てくる問いを見てみましょう!

幾何学編.002


「幾何学編」では、世界に隠されたさまざまな”カタチの秘密”を解き明かします。

例えば、蜂の巣。
この中に隠されている形は? そう、六角形ですよね!

じゃあここでもう一つ質問です。

「蜂の巣ってなんで六角形なの?」

丈夫だから?たくさん部屋が作れるから?
丸でも三角でも四角でもなく、六角形なのはどうして?

こうやって聞かれると、ちょっと考えてみたくなりませんか?

当たり前すぎて今までじっくり考えたことがなかったものを、「どうして?」と問うてみる。これも「考えてみたくなる問い」をつくる技術の一つです。

では次に、これら二つの要素をどのように身につけていくのか、タイムラインを説明します!

授業のすすめ方

表現探究は全10回の2部構成となっています。
前半はファシリテーション編。
どうやったらみんなが聞きやすいのか、どうやったら驚きを生み出せるのか、という探究学舎のメインファシリテーターが使っている”型”を学びます。
同時並行で学んだ型の練習、そして実際に探究の授業の一コマを実演するメインファシリテーター道場(通称MF道場)でファシリテーションの腕を磨いていきます。

そして後半は、身につけた伝え方の技術を使って自分の表現したいものをかたちにするコンテンツデザイン編
ファシリテーションの型を学んだ上で自分はなにを表現したいのか。どのように授業を組み立てるのか。
探究学舎のメンターたちとも相談しながら、”マイコンテンツ”をつくりあげていきます。

表現探究説明会.090

まず”型”を学ぶ。それを真似て練習を続け、そして型を破って自分のスタイルをつくり、表現する。
表現探究の2ヶ月半を通して、”表現”を一緒に探究していきましょう!

表現探究説明会.091


ここまで読み進めていただき、ありがとうございます。

しかし読んでいく中で、このように思われた方も多くいらっしゃったのではないでしょうか?

「うちの子、別に表現したいネタなんて持ってなさそうだし…」
「好きなことや熱中できることがあるお子さんがうらやましい…」

そんな方へ向けて、最後にある言葉をご紹介します。

表現探究説明会.094

”人類は皆、生まれながらにして創造的であり、生まれながらにして、起業家である”

貧困地域の人が貧困から抜け出すのを助けるための銀行「グラミン銀行」をつくった「ムハマド・ユヌス」さんの言葉です。

もしかしたら、まだ見つかっていないかもしれない。
けれどきっと、誰しもが創造したいこと、表現したいことを持っている。


じぶんの内にあるものを掘り起こし、磨き、自分の形に仕上げていく。

そして表現した時、心おどる瞬間が訪れるのです。


表現探究を通して、そんなプロセスを一緒に味わっていけたらと思っています!

(ライター:ゆき)

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【表現探究・基本情報】
開講時間:水木金土 週1回受講
時間:17:00-18:30 三鷹教室にて
期間:2021年10月6日(水)〜2021年12月11日(土)
募集〆切:9/12(日)
※2022年は、継続的に開催予定
推奨学年:小学校4年生〜 小学校高学年が理解できるように設計します。
※三鷹の教室にて開講いたしますので、今回の募集はご通塾頂ける方のみ対象となります。

お問い合わせはこちら→ support@tanqgakusha.jp

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