渡辺淳一の改行問題
よしなしごと【気まぐれ選34】
週刊新潮連載の渡辺淳一のコラム、『あとの祭り』。気になる。というより気に障る。
ずいぶんと改行が多い。
数えてみたら、段落がなんと40もある。たかだか2ページのコラムなのですが・・。(写真をご確認ください。わかりやすいように改行箇所に赤▼をつけておきました)
ちなみに、同じ週刊新潮の2ページコラム『日本ルネッサンス(櫻井よしこ)』の場合、段落は22。
同じく『明治めちゃくちゃ物語(野口武彦)』だと14、箇条書きになっているところを足しても21。
『おれのゴルフ(青木功、本人が書いているかはともかく)』は、23。
つまり、今週の渡辺淳一はざっと他のコラムの約2倍の段落を使っていることになる。
もちろん、少ないからいいというものでもない。逆に多いから悪いとも、一概には言えない。
しかし、段落40カ所はさすがに多い。多すぎないか。
しかも、そのうち38カ所(つまり2カ所以外)は、ワンセンテンスで改行している。大御所の作家先生は読み飛ばされることを前提に書いているのか、ねえ・・。
学校の作文だと完全に減点ですね。先生に怒られますよ。
「ワタナベ君、行数稼ぎはいけません!」
【よしなしごと0326・2009年8月25日 (火)掲載】
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