9月26日 きっと何気ない今日の夜も
どうして朝起きれないのか。
貧血というわけでもないし、低血圧でもない。思えば中学生の頃からずっと朝が苦手だった。今に始まった事ではないから、しょうがない。
ということで今日も11時過ぎにのそりとベッドから降りて1日が始まった。彼(くぼ)はすでに仕事に向かっており本当に尊敬する。毎日おつかれさまです。
今日は好きなYouTuberさんの動画を見ながら次のイベントの準備を進め、気がつけば17時。ちくちく縫っていると本当に時間の流れが早い。段々と夜の時間も長くなり17時頃にはもう作業部屋は暗くなっている。でもそんな中で黙々と作業をしているのは実は楽しい。
机周りに布やビーズなどが散らばり要塞のようになっていく様は、幼い頃椅子やマットにブランケットを被せて秘密基地を作っていたことを思い出す。自分だけの空間にニンマリしていたものだ。大人になってもその気持ちは覚えている。
オレンジ色の電球が灯る部屋の中で温かいココアとクッキーをいただく。お母さんと楽しいおしゃべりのひと時を過ごす...。秋のイメージはいつからかこんな感じだった。それは小学生の時に母がしてくれたこと。さりげない時間に、何気なく食べたものの味や香りや温度が交わっていく。それがくるくるとかせくり機に巻かれる糸のように私の中に記憶されていくのだ。
無意識に。
19時近くになり、ピーマンの肉詰めとジャーマンポテト、お味噌汁を作り始める。肉詰めのタネに入れる玉ねぎは大きめのみじん切りに。シャキシャキ感がたまらないのを知っている。ジャーマンポテトの味付けは粒マスタードと塩胡椒のみで。お酒のおつまみになるから。きっとくぼはお酒を買ってくると思いご飯は炊かない。賭けにでる。
思ってた通りお酒を買ってきて、おかずをお供にぐびぐびとビールを飲んでいた。私もレモンサワーを。きっと何気ない今日の夜も、私たちの記憶のどこかにおさめられてまた何気ない時にふと思い出したりするんだろうな。
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