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今いるところから 小さな石を投げ続ける

 ずうっと 投稿をお休みしていました。

 その間に教師の仕事に戻りました。理由は、子どもと一緒にいることに幸せを感じるから。そういうふうに言うとかっこつけてるみたいですが、やっぱりそれが理由です。

 noteを始めた2年前、何十年間教師という仕事を続けている中で、教育の現状に対して言いたいことがどんどん膨らんできていました。それを発信するには、教師という立場から少し離れた方がいい。現場にいると正直な気持ちを話すのが難しい。あのときは、そう思っていました。だから、仕事を辞めてnoteを書き始めようと思ったのです。

 けれど、いくつかの投稿をしていると、話の内容の鮮度が失われている気がしてきました。仕事から離れてしまうと、今話していることは、過去のこと。教育現場は日々変化しています。私の言っていることはどんどん現状に合わなくなっているのではないか。そう思うと書けなくなってしまいました。

 そうこうしているうちに、仲間から声がかかり、仕事に復帰することになりました。今度はめちゃくちゃ鮮度のよい話題が書けそうなのに、やっぱり書きづらいのです。

 「書きたいことはあるのだけれど、書けない」という時間が過ぎていきました。

 そんな中、最近、「あなたのnoteがフォローされました」「あなたの記事がスキされました」というお知らせが立て続けに届きました。2年も前の投稿に対して。


 私の思いに共感してくれる人がいる。

 それは、私にとって大きな力になりました。そして、こう思ったのです。どの立場からだとか、いつのことだとか、そんなことは大した問題ではない。自分の思いを大事にしよう。それを伝えていけばいい。

 「小さな石でも、投げれば水面に小さな波は生まれる。投げ続けることの方が大切なんだ。」と、思いました。


 私の投げる石は、小さな石小さな石。大きな波は起こせなくても、今自分がいるところから投げ続けて行こうと思います。

 

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