ヴィクトリアマイル 回顧
どうもタニゾーです。
本日はヴィクトリアマイルが東京競馬場で行われました。回顧をします。
まずは結果から。
結果
1着◎ アーモンドアイ
2着△ サウンドキアラ
3着△ ノームコア
4着 トロワゼトアル
5着△ ダノンファンタジー
回顧
好天に恵まれた今年のヴィクトリアマイル。比較的揃ったスタートが切られた。その中でも、若干ノームコア、プリモシーン、トーセンブレスが出負けする。
コントラチェック、トロワゼトアルが好スタートをきり、ハナを奪いに行くが、一歩トロワゼトアルが前に出る。2番手に二の脚を使いメジュールスーがつき、コントラチェック騎乗の武騎手も無理に奪いに行こうとはせず3番手。4番手にダノンスマッシュ、外にサウンドキアラ。その後ろに好スタートを切ったアーモンドアイが続く。
悠々とハナに立ったトロワゼトアルはマイペースでレースを運ぶ。3コーナー付近サウンドキアラがポジションを1つ上げると、アーモンドアイは外から4番手にするすると上がっていく。
600mの通過は34.2と淀みない流れ。かんかん照りの東京競馬場。昨日の雨も乾き切り、再び高速馬場に戻った芝でのこのタイムは、そこまでハイペースではなかったといえるだろう。
4コーナーでトロワゼトアルはまだ手応え良く、先頭は変わらない。2番手のコントラチェックはやや手綱が動いている。
直線を迎えて、後方にいた各馬がポジションを上げようと殺到するが、それでも前は止まらない。逃げるトロワゼトアルを残り200mで馬也のままアーモンドアイが捉え先頭に立つ。結局ノーステッキで、4馬身差の圧勝。2着はサウンドキアラ。3着はゴール前でノームコアが逃げ粘るトロワゼトアルを差し切り3着。
アーモンドアイ
さすが、怪物牝馬といったところ。あの前目の位置からラスト3Fを32.9で上がられたら後続は一溜りもない。力の違いを見せつけた。
ドバイ遠征がコロナの影響でレースができず、帰ってきて不安視されていたが、全く問題なく、杞憂に終わった。直前の予想でも言ったが、昨年海外遠征で圧勝するような馬が、日本に帰ってきて、レースで大きな疲労がある訳ではないのに凡走はしない。この勝ち方は本当に痺れた。ただ速い、強いというのはシンプルに人の心引きつける。ありがとう、アーモンドアイ。これでG1最多勝利を7勝とし、歴代の名馬に並んだ。記録更新も目前だろう。ひとまず、休息に充てて欲しい。
サウンドキアラ
スタートをポンと出て、大外ながらうまく立ち回った。左回りの成績がイマイチという事で4番人気だったが、結果的に実力通り。とにかく操縦性が素晴らしい馬。松山騎手もコントラチェックの開けた進路に上手く飛び込み、ベストポジションをとったナイス騎乗。人馬共に、充実具合が伺える。
ノームコア
スタートで若干出負けしたが、すぐリカバリーし、アーモンドアイの一つ下のポジションで道中マークした。手応えが上位2頭とは違ったが、それでも最後まで伸びているので力はあるのと、東京マイルは得意。もし、今後成績を落としても、来年VMに出たら、確実に狙っていきたい一頭。
トロワゼトアル
前走は太めの仕上げ(+20キロ)だったが、-14キロと体をきっちり絞ってきた。正直、テンの速さはコントラチェックの方があると思い、軽視していたが、ハナを奪い切ってあわや3着というところまで走ってきた。先週のNHKマイルも1400mでも対応できそうな馬達が走ってきたが、今週もその傾向があった。前が有利な馬場だったが最後まで粘り切ってこの馬の力はだしている。
ダノンファンタジー
この馬も前走(+22キロ)から-20キロと体を絞ってきた。前走は明らかな叩き台というレースだったというのもあるし、前向き過ぎる気性から、無観客競馬の方がこの馬にはプラスに働くと思ったので狙っていた。好位追走から、最後の直線を迎えたが前の馬には離された。単純に上位とは力負けした感がある。
プリモシーン 8着
スタートで出遅れ、向こう正面ではレーン騎手に抑えられ、少しかかる部分があった。直線に向いて、伸びてはいるが届かなかった。使い詰めるとあまり走らない。次回はレース間隔に注視し、間隔が空いていれば積極的に狙っていきたい。
スカーレットカラー 15着
対抗にしていたスカーレットカラー。前述しているが、前が止まらない高速馬場で後方から溜めて差す馬がどれだけやれるかと思っていたが、厳しかった。石橋脩騎手も今の馬場傾向を考え、3、4コーナー中間から前目のポジションへ押していったが、直線でいつものような脚が繰り出せなかった。馬場が向いていないのと、脚をためて差す競馬が向いているので、コンディションと展開向かなかった。実力はあるので、決めて勝負のコンディションでは積極的に狙いに行きたい。
次週はオークス。
正直、デアリングタクトはオークス組とは勝負付が済んでいる気がするので、他の組を中心に探していきます。
それでは。