【注目馬一頭紹介】血統から導き出す優駿牝馬(オークス)
どうも、タニゾーです。
今週の日曜日、東京競馬場では、3歳牝馬で『樫(カシ)の女王』を決める戦い、オークスが行われます。なぜ樫の女王と言われるかというと、オークスを英語に表記するとOaksですが、Oak=樫です。そこから樫の女王と呼ばれるようになったようですね。
さて、今週はこの樫の女王の称号をどの馬が手にするのかを考察していきましょう。
【考察】
間違いなく中心はデアリングタクト。今後、この馬を中心にこの世代は回っていく事になると言われています。その実力は本物。前走、桜花賞では先行有利なレース展開の中、後方から強烈な末脚を炸裂し、40年ぶりにキャリア3戦で桜の女王の座を手にしました。元々、比較的荒れにくい傾向にあるオークス。ここでもデアリングタクトを外して、予想するのは正攻法ではありません。
ならば、デアリングタクトの相手となる有力馬を探して行きましょう。
【血統背景】
過去5年を振り返ると、ディープインパクト産駒は3勝しています。これはもう周知の事実ですが、そもそも東京2400mはディープインパクト産駒の活躍が目立ちます。
もう少し、詳しく見ていきましよう。
2013年~2016年までの優勝タイムが2分25秒台での決着でしたが、
2017年~2019年を見てみると
2017年:ソウルスターリング 2分24秒1
2018年:アーモンドアイ 2分23秒8
2019年:ラヴズオンリーユー 2分22秒8
この近3年間は2016年から約1秒以上走破タイムが速くなっていることが分かります。この現象は、間違いなく高速馬場の影響でしょう。この高速馬場で結果を残している血統を見ていくと、米国産の血統の良績が目立っており、その中でもストームバード系の血統の馬が抜きんでて馬券内に絡んできています。
例えば昨年。1着馬のラブズオンリーユー、2着馬のカレンブーケドールにもストームバードの血統をもっています。
一昨年の優勝馬のアーモンドアイ。先週のヴィクトリアマイルの度肝を抜かれるような走りは記憶に新しいところ。父はロードカナロアですが、父母のレディブロッサムの父方にストームバードが入っています。
3年前は2着に入ったモズカッチャンにも、牝系の5代前にストームバードもち。
上記の通り、近3年の間のこの血統該当馬の成績は、優勝2回、2着2回と抜きん出た成績です。
確かにディープインパクト産駒が強い印象がありますが、米国産系、ストームバード系の血を持ち合わせているどうかも一つの取捨選択となり得る材料です。
【2020年 ストームバード系 該当血統】
それでは今年の出走馬を見てみましょう。
今年の出走馬の中にストームバード系を持った馬は、6頭います。
・クラヴァシュドール(父:ハーツクライ)
・アブレイズ(父:キズナ)
・スマイルカナ(父:ディープインパクト)
・ウーマンズハート(父:ハーツクライ)
・フィオリキアリ(父:キズナ)
・マルターズディオサ(父:キズナ)
が該当します。今年からデビューしたキズナ産駒はストームバードを持っていますので、昨年までより、該当馬が増えています。キズナ自身も日本ダービー優勝馬。血統面から見れば、注目したいところです。
タニゾー注目馬
上記を踏まえて、タニゾーの注目馬を一頭紹介。
その馬はクラヴァシュドールです。血統を見ていきますと、ストームバードの4×5を持っていて近年の好走血統に合致します。
追切に関しても、長めにしっかり追われてラスト1Fもビルドアップで上がっており、好感が持てます。
前走の桜花賞でも、道中不利があり後ろへ下がってしまいましたが、直線では荒れた内目をついて4着まで上がってきました。
最後は脚色が鈍ってしまいましたが、実はその日の10レースまでは内目はかなり伸びる馬場でした。10レースから11レースまでの間にかなりの雨が降り、内目が一気に伸びなくなる馬場へと変貌してしまったのです。結果的に、計算違いとなってしまいましたが、馬場状況をしっかりレースで反映できるデムーロ騎手が跨るのもかなりのプラスです。
輸送も経験済みで、左回りも向いていると考えます。
予想
◎デアリングタクト
〇クラヴァシュドール
▲以下は明日の体重をみてから
明日は人気どころとなってしまいましたが、無理に逆らわず、クラヴァシュドールとデアリングタクトのワイドで勝負したいと思います。
あとは上記で全くとり上げていませんが、ウインマイティーが気になります。高速馬場適正を問われていますが、長くいい脚を使える馬だと思います。この人気ならちょっと買おうかな。
直前にTwitterで返し馬診断をしますので、宜しければご覧ください。
それでは。