「海や川でパニックになると死ぬ」 怖い場所であることを知っておく大切さ
GWが始まり、夏に向かって川や海に泳ぎに行く人が増える時期になってきましたが、陸地と違って水の世界はとても危険であり、溺れることがどれだけ危険なのかを知っておくことが非常に重要です。
子どものころ、川で飛び込み遊びをしていた時に、陸地に辿り着く前にスタミナが切れてパニックになりかけたことがあります。
当時、子どもながらにパニックになったら死ぬというのを知っていたので、陸地に早く辿りつくことよりパニックにならないことを優先する決断が出来たのは、当時の自分を褒めてあげたいところです。
泳いでいて口や鼻に水が入りむせた経験がある人は多いのではないでしょうか。
水の中では、こういったちょっとしたきっかけでも足がつかない場所ではパニックになり溺れてしまうリスクがあります。
話は戻りますが、スタミナがなくなり、陸地に辿り着くのは無理だろうという絶望感と、冷静にならないと今この場で死ぬという境界性で、冷静でいられたのは、知識と自分を信じるメンタルがあったのが大きかったと思います。
これは無理だと感じた瞬間に、諦めるのではなく、雑念や恐怖心を無理やり押し込めて、「絶対たどりつける」と無心で自分へ言い続けていたのを覚えています。
知識も大切ですが、頭で分かっていてもパニックになってしまったら考える間もなく溺れてしまうので、プールで泳ぐ練習を重ねたり、逆境を乗り越えるような経験を積むことで、自分を信じられる心をもてるようになっておくことが大切です。
日々の備えは、こういった話に限ったことではなく、勉強や仕事でも活かせる場面が大いにあり、自分自身の経験でなにかしら思い浮かべることが出来る方もいると思います。
この出来事から数年後、友人に川でダイビングさせてもらったのですが、記事の動画にもあるように、川の深さや世界が思っていたのと全然違っていて、こんなところで身体ひとつで泳ぐの自殺行為でしかないとしみじみ感じたのを強く覚えています。
日常生活の中で、命にかかわる知識は重要であり、こういった映像で危険性を周知していくことは大切なことなのですが、こういった知識の周知は面白おかしく伝えることが不謹慎とされる風潮もあるので、地味なんですよね。
地味だと興味や関心がある人しか見ないので、より多くの人へ周知することを優先するためにも、多少人々の関心をひける演出を加えても良いような気がしています。