谷龍哉

1983年生まれ。三重県伊勢市出身。ネット情報アナリストとして、インターネット上の社会…

谷龍哉

1983年生まれ。三重県伊勢市出身。ネット情報アナリストとして、インターネット上の社会事象や問題発生の経緯の情報収集、分析に従事。当垢は世暇で書く個人の意見で候。ネットニュースへ寄稿中。記事執筆など仕事の依頼はTwitter@taniryuya123のDMへ

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「日常坐臥」 起きているときも、寝ているときも 寝ているときも、座っているときも 普段の、毎日の、いつでも ここは、私個人の見解かつ他愛のないお話

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  • 嚆矢濫觴(こうしらんしょう)

    物事の始まりや起こり・起源。  「嚆矢」(こうし)とは「鏑矢」(やぶらや)のこと。 会戦において鏑矢を互いに放って戦を始めたことから転じて、物事の始まりを意味する。  「濫觴」(らんしょう)とは「濫」はうかべる、「觴」はさかずきのこと。 大きな川も、その源流は觴(盃・さかずき)を濫(浮・うか)べるほどの小さな流れであることから。 ※孔子が子路(しろ・孔門十哲の一人)を戒めた言葉の中で登場したのが語源とされる。 ※揚子江のような大河も源は觴 (さかずき) を濫 (うか) べるほどの細流にすぎないという「荀子」子道にみえる。(孔子)

最近の記事

パリ五輪開会式一部に「ポリコレ版の最後の晩餐」と思われる演出があった件について

 前置きとして、これから書く内容は「外観」のみに視点を絞った場合、日本人からどう見えるのかという心情を考えるために構成しています。  外観のみに着目した場合、どれだけ不快感を覚えたとしても「寛容」になることの本質がどこにあるのか、これを目的にしており他意はありません。 パリ五輪開会式で一部の演出がSNSを中心に物議に  誰もが一度は目にしたことがあると思われる「最後の晩餐(さいごのばんさん)」キリスト教を題材にした宗教絵画で、12人の弟子(内1人は裏切り者)とイエス・

    • 宮田笙子選手パリ五輪日本代表「辞退」の背景について

       あきらかに自分と近い関係の人物から悪事についてチクられるというのは、元々仲が悪い相手なら仕方ないと納得できるものの、仲の良い相手だとショックが大きいもので、人によっては寝込むような出来事だと思います。  世の中、完璧な人間というはなかなかいないもので、誰でも何かしらのスキがあります。そういったスキを他人に攻撃されてもなお先に進めるかどうかが競争を勝ち残れるメンタルが求められる厳しい社会に私たちは暮らしております。 体操女子、パリ五輪日本代表「宮田笙子(19)」選手が喫

      • KADOKAWAランサムウェア事件時系列とBlack Suit犯行声明(翻訳全文)

        時系列(2024/6/27時点)KADOKAWAグループの複数ウェブサイトにおける障害の発生について 2024年6月9日 当社サービスへのサイバー攻撃に関するご報告とお詫び 2024.06.14 【第2報】KADOKAWAグループにおける システム障害について 2024年6月14日 https://tp.kadokawa.co.jp/.assets/240614-2_release_B3q7k4.pdf システム障害による一部支払遅延に関する ご報告とお詫び 202

        • 大谷選手の声明からみる水原氏と大谷選手の賭博事件

          【ノーカット】大谷選手が声明発表 賭博関与を否定 水原氏が「口座から窃盗」2024/03/26  ドジャースが行った大谷選手の会見について、完全な私見になるのですが、事前に会見用に用意したとされるまとめ書きを作った流れは大谷選手と関係者が時系列含めて事実確認をしつつ「英文」で作成し、この原本から日本語に訳したものを大谷選手が持っていたと考えられます。  この前提で、新しい通訳アイアトン氏の手元にあったものが英文のまとめ書きであればそれが原本となるのため、ドジャースの意向を

        パリ五輪開会式一部に「ポリコレ版の最後の晩餐」と思われる演出があった件について

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        • 嚆矢濫觴(こうしらんしょう)
          3本

        メンバー特典記事

          私自身の4年間を振り返りつつ。

           この4年間を振り返りつつ。  2020年3月に糖尿病が発覚したのと同時に世界が新型コロナパンデミックに襲われたのを契機に、非公開の場で社会情勢の観測を始めて4年が経ちます。  公開範囲も絞っており、見ている方も非常に少なく世間に向けて発信している場ではないものの、その場で殴り書きを続けてきたことで頭がおかしい人にならずにすんだとの思いがあり、信頼できる一時ソースから事実を確認すること、自分のなかでそれらから現状考えられる妥当な論考を信じることの重要性を荒れ果てたSNSを

          私自身の4年間を振り返りつつ。

          日本映画界には、役者の起用方法や演技のクオリティ向上について真剣に取り組んで欲しい

           以下記事を書いていて、日本のテレビ番組と邦画について思うところを続けざまに殴り書きしたので、別記事にしました。  ここからは、私個人が日本のテレビ番組や日本映画に抱いているお気持ちであり、上記記事の話と全く関係ない内容になっています。また、個人名を出していない文脈については、特定の個人・団体を指しているわけではありません。  日本のテレビ番組はコンプラの締め付けで劣化するばかりで、他の形でコンテンツのクオリティや幅を向上させようと模索してこなかったように感じています。

          日本映画界には、役者の起用方法や演技のクオリティ向上について真剣に取り組んで欲しい

          三重県伊勢市おかげ横丁の朔日朝市を散策

           わたくし、伊勢市に長らく住んでいますが、いつでも行けるとなると行かないものでおかげ横丁の朔日朝市へ行ったことが無かったんですよね。  毎年の初詣は伊勢神宮へ足を運んでいますが、それ以外では地元過ぎて近くを素通りする日々。そんな日々のなかで、調べものやら書き物やらしていたら夜が明け、気づけは9月が終わり10月1日の午前5時前でした。  ここでおかげ横丁の朔日朝市を思い出し、眠気もないので気晴らしに足を運んでみようと勢いで初めての朔日朝市へ行ってきました。  朔日朝市とい

          三重県伊勢市おかげ横丁の朔日朝市を散策

        記事

          私自身の4年間を振り返りつつ。

           この4年間を振り返りつつ。  2020年3月に糖尿病が発覚したのと同時に世界が新型コロナパンデミックに襲われたのを契機に、非公開の場で社会情勢の観測を始めて4年が経ちます。  公開範囲も絞っており、見ている方も非常に少なく世間に向けて発信している場ではないものの、その場で殴り書きを続けてきたことで頭がおかしい人にならずにすんだとの思いがあり、信頼できる一時ソースから事実を確認すること、自分のなかでそれらから現状考えられる妥当な論考を信じることの重要性を荒れ果てたSNSを

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          【ウクライナ戦争2月24日で2年経過】 戦争を見つめて感じること

           2022年2月24日、ロシアはウクライナへの軍事侵攻を開始しました。軍事進攻当初は3日で終わるような言説が世論に流れていましたが、ふたをあけてみれば血みどろの戦争が今も続いております。  現在、ウクライナ戦争の詳しい戦局を把握していないのですが、ウクライナ戦争で日本は西側諸国と共にウクライナの側に立ったのだから、日本はどんな形であれ支援を継続し続ける必要があると考えています。  簡素にいえば、ロシアがウクライナの国土へ侵攻しているのを各国がウクライナやロシアを支援や経済

          【ウクライナ戦争2月24日で2年経過】 戦争を見つめて感じること

          蘇民祭幕引きに見る、歴史ある女人規制の祭りが直面する現代社会への対応 ~漢だけの祭りはなくなるのか~

           漢の世界は昔から変わらず根本に暴力があります。SNS時代の近年では言論が重視されるようになっていますが、祭りなどを担うとなってくるとそれ相応の方々が関わっている場所があることは念頭に置いておく必要があるのは、みなさんもなんとなくわかると思います。  蘇民祭は名前だけは知っていて、祭りの内容までは詳しく知りませんが、私は20年程前に地元の神事に関わる祭りに人手が足りない地区があり、そこへ応援に行ったことがあるので担い手不足は昔からどこも深刻なんだろうなという肌感覚があります

          蘇民祭幕引きに見る、歴史ある女人規制の祭りが直面する現代社会への対応 ~漢だけの祭りはなくなるのか~

          人間が人間であると定義できない時代が迫っている

          “脳に小型機器を埋め込む臨床試験開始” マスク氏の企業 2024年1月30日  昔からこの手の装置はいくつか作られてきましたが、イーロン・マスク氏が立ち上げたニューラリンク社で作られているICチップ名「テレパシー」は今までのものより品質や精度が高くなっているのに合わせて、障害に限らるこの先健常者にも埋め込むこまれる可能性があります。  ここまでくると、ナチュラルボディをテレパシーの補助でコントロールするだけでなく、機械で作られたボディを操作することも可能になってくるため、

          人間が人間であると定義できない時代が迫っている

          原作者の内心と実写化の難しさを調整する重要性と、日本ドラマの質が低い問題について

           原作者さんがブログでテレビドラマ化までの経緯を自身の思いを交えつつ詳細に綴っていたのと、ドラマ化を担当した脚本家さんのSNS発信が合わさり、ネットで炎上していましたが、このような形になってしまい残念でなりません。  漫画家にとってテレビドラマなどの実写化は原作改編のリスクをとってでもやり遂げたい夢の一つということなのか、実写化を断りきれない契約上の理由か、のっぴきならぬ事情があるんでしょうか?  テレビドラマを見ていない私としては、そこまでしてドラマ化されることがお金以

          原作者の内心と実写化の難しさを調整する重要性と、日本ドラマの質が低い問題について

          【松本人志】当面の間活動を休止 週刊文春が取り上げた、松本人志「恐怖のゲーム」についての時系列

           この件はよくわからなかったのでスルーしていたのですが、少なくとも既婚者で子どもがいる時期に松本人志氏が、合コンのような会合、パーティーをしていたのは事実で、性的な行為があったのかどうかと、仮にあったとして同意の上だったのかが焦点になっていくということなんですかね。  不同意性向案件であれば大問題ですし、仮に同意があったとしても不倫案件なので、裁判で「性的行為やそれらを目的とするような会合、パーティーではなかった」とならない限り、松本人志氏はイメージに傷がつくのはほぼ確定な

          【松本人志】当面の間活動を休止 週刊文春が取り上げた、松本人志「恐怖のゲーム」についての時系列

          令和6年能登半島地震についてSNS上でお気持ちベースの私見が叫ばれている現状について

           能登半島地震対策で、こうすればいいああすればいいといった意見がSNS上で散見するようになってきているので、ニュースが偏っているのかと思ったのですが、ニュース映像に目を通してみたところ現地の様子を報道しながら陸の孤島になっている実情や、海岸が隆起して海からも容易に近づけないこと、陸路やヘリからの物資輸送をしていることも伝えているため、救援物資が届いていない一部孤立集落に何故物資が届かないのか理解出来ない層が私見を発信し、同じ思いを抱いていた層が呼応してしまっている気がしていま

          令和6年能登半島地震についてSNS上でお気持ちベースの私見が叫ばれている現状について

          暴力的コンテンツを見せ続けるX(Twitter)の問題

           Twitterをイーロン・マスク氏が買収した時はある種の期待感があったものの、近頃Xとなり収益化が始まったのを境にTwitterが劣化して行っているように感じています。  特に問題なのはホームで最初に表示される「おすすめ」の内容が収益化をきっかけに暴力的なコンテンツと、過去にバズった物が繰り返しバズ系アカウントによって投稿され表示される無間地獄とかしているんですよね。  この辺りは自身の見ているポストの傾向が反映されているとされていますが、フォローしているアカウントが差

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          日本映画界には、役者の起用方法や演技のクオリティ向上について真剣に取り組んで欲しい

           以下記事を書いていて、日本のテレビ番組と邦画について思うところを続けざまに殴り書きしたので、別記事にしました。  ここからは、私個人が日本のテレビ番組や日本映画に抱いているお気持ちであり、上記記事の話と全く関係ない内容になっています。また、個人名を出していない文脈については、特定の個人・団体を指しているわけではありません。  日本のテレビ番組はコンプラの締め付けで劣化するばかりで、他の形でコンテンツのクオリティや幅を向上させようと模索してこなかったように感じています。

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          「テレビ番組が進めるDX化とXR対応」 テレビ番組は生き残れるのか

           テレビ東京が営放システムなどの業務基幹システムなどを含めたDX化を進めると同時に、リモートワークへの対応、ペーパレス、データの一元管理、メタバースなどに対応するため、DX化に向けた社内整備を進めた流れで、テレビ制作にも大きなテコ入れをしていたのですが、今回の 「バーチャルプロダクション(VP)宣言」したようです。 テレビ東京 「バーチャルプロダクション(VP)宣言」 最先端 3DCG 制作の D・A・G 社と資本業務提携 WBS は来春から・6割の番組を VP 化  20

          「テレビ番組が進めるDX化とXR対応」 テレビ番組は生き残れるのか

          SNSのどうにも出来ない世界

           Xが少額とはいえ(年会費150円程度)ポストなどの書き込みをニュージーランドとフィリピンで試験導入(新規アカウント対象・抜け道有)していますが、bot対策とはいえ正式採用されると日本でのXに流通する情報が更に変容するので、XだけでなくTikTokやInstagramなどSNS全体との向き合い方を真剣に考えていくべき時期が来ているような気がしています。  Xがエンゲージメントに応じて収益の一部を分配しはじめてから、バズっているポストの返信欄はbotだけでなく収益目当ての意味

          SNSのどうにも出来ない世界

          三重県伊勢市おかげ横丁の朔日朝市を散策

           わたくし、伊勢市に長らく住んでいますが、いつでも行けるとなると行かないものでおかげ横丁の朔日朝市へ行ったことが無かったんですよね。  毎年の初詣は伊勢神宮へ足を運んでいますが、それ以外では地元過ぎて近くを素通りする日々。そんな日々のなかで、調べものやら書き物やらしていたら夜が明け、気づけは9月が終わり10月1日の午前5時前でした。  ここでおかげ横丁の朔日朝市を思い出し、眠気もないので気晴らしに足を運んでみようと勢いで初めての朔日朝市へ行ってきました。  朔日朝市とい

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