2020年5月の記事一覧
【読書メモ】HIV/AIDSソーシャルワーク
こんな社会情勢なので、「感染症つながり」でこんな本を読んでみた。
そもそも、「権利擁護」と名の付く本を漁っていた中で、本書の編著者である小西加保留先生の「ソーシャルワークとアドボカシー」を手にしたことがきっかけで本書を知った。法学で「権利擁護」というと、必ず成年後見制度を通してしか扱われないところ、「ソーシャルワークとアドボカシー」は、HIV/AIDS支援を端緒とした考察となっていた点に非常に興
【読書メモ】高齢者のための法的支援
この連休前に、初めて参加したZoom勉強会で紹介されていた本。
全人口の28%を65歳以上が占める中、これまで司法アクセス研究において焦点をあてられることが少なかった「高齢者」という属性に焦点をあてた法社会学の研究である。何より注目したのは、その研究対象である。高齢者の司法アクセスを分析するため、「高齢者」「法専門家」に加え、「行政・福祉関係機関」の三者を対象としたアンケート及びインタビュー調査