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何のためにボードゲームを作ろうとしているんだっけ

ただ作ってみたいから。アイディアを思いついたから。儲かりそうだから。
誰しもに理由があるのでしょうが、私の場合は……。ということで、はじまりはじまり。

家族で遊べるボードゲームを作ろう(どうせならその過程を公開しよう)と思い立ちnoteをはじめました。
そこで先週、作り始めるその前に「未完成ゲームを供養する」と称して振り返りと対策を論じてみたのでした。

そして今回、次のステップ。プロダクトについてではなく、その前提についても考えを巡らせ、足元をさらに固めようと思います。
具体的には「家族で遊べるボードゲーム」に何を期待しているのか──そこを深掘りしていきます。
ここを言語化しておくことで、ただ漠然と作るのではなく、ゲームを遊んでいる時の様子を具体的にイメージしながら制作をすすめられるようになるわけですね。

なお先に言ってしまうと、遊ぶのも作るのも手段であって、もっと別の目的があるわけです、じつは。という話になります。
「家族で遊べるボードゲーム」を作るといっても、それって何のためだっけ?
それをやった先にどんな未来が訪れるんだっけ?
ということにあらためて考えてみたら、どうやら目的を言い表せていないぞ、と気づいてしまったのが今回の発端でした。

さて何やら理屈っぽい書き出しになってしまいました。
が、この後からはもう少し砕けた文章を綴っていきたいと思いますので、気軽にお付き合いくださいませ。

プロジェクトのゴールについて

冒頭で述べたとおり、じつは「家族で遊べるゲームを作る」ことは目的ではなく手段だったのでした。
つまり、いまのところ作る(手段1)▶︎遊ぶ(手段2)▶︎??(真の目的があるらしい)という状態なわけです。
ではその??にあてはまるのは、いったい何でしょう。
それは。(しばし熟考して)そうですね、それは、

  • 楽しい時間を過ごす

  • 家族を巻き込んでゲームを作る

  • 余暇の過ごし方・選択肢にボードゲームを加える

  • 企画・生産・販売まで体験して子供にお金について考える機会を与える

といったささやかながら尊いものでした。
ようするに、親父の道楽をネタに団らんしたい。それが目的。

と、ここで我が家の構成ですが、私と妻、子供が2人の4人家族です。
またここに友人や親戚が加わったり、ちょっとした余暇でゲームをすることも考えると、プレイ人数はおおよそ3-5人程度となりそうです。
そんな構成、そんな面子で、団らんをしたい。そのためにボードゲームをダシに使いたい。どうせなら自作もしてみたい。と、こんな感じでいまに至ったのでした。

楽しい時間を過ごす

ゲームに限らず人生における究極のゴールはこれですよね。
と、それはさておき、ここではゲームにフォーカスして「楽しい」を考えていきましょう。

遊ぶ相手、これまでどんなゲームをプレイしてきたか、人生経験・積み重ねてきたもの、時々の流行などなど、けっこうな要素の上に「楽しい」は成り立っていそうです。
身内ネタ、特定のアニメ、歴史・文化的背景といった題材を扱った場合、ハマる人にはハマるがターゲットは狭いことが予想できますし、一方でUNOや囲碁・将棋といった伝統的かつシンプルなゲームもありますが、これはゲームにそこまで入れ込んでいない広い層には受け入れられるもののゲーマー、ましてゲームマーケットなんてものを知っている人々の琴線に触れることは少ないように思えます。

ですが今回のケースはメインターゲットが「家族」ですから、そこは明確、迷うことは少なそうです。
その上で「ゲームマーケットへ出展したい」とも考えているのですが、ここについてはリサーチが必要ですね。ジャンル・価格・アートワークの傾向など。大きな商売をしにいくわけではないため厳密である必要はありませんが、怠ると悲惨な結果に陥りそうなので、ある程度は本腰入れてやっていきたい。

家族を巻き込んでゲームを作る

これは「いますぐ」よりも「いずれ」に寄った目標ですね。
自作ゲームを遊んだら感想戦とともに「もっとこうしたら」の会話をしてゲームバランスを調整したり、あるいは「自分も作ってみる」という展開に繋がると、今回の取り組みをきっかけに先々も楽しい時間が続きそうでいいなあ、といった類のものになります。

ただ、そんなこと言っておきながら恐縮なのですが、じつは私こそが後追いで「自分も作ってみる」と言ってる側だったりもします。
というのも昨年、すでに子供が自作カードゲームを作っているんですよね。夏休みの自由研究で。すげーじゃん。目標達成しちゃってるじゃん。

得能正太郎『NEW GAME!(芳文社)』より

さっき「いずれ」とか言ってたけど、カッコつけましたね。むしろ子供が先、私は後。
よって訂正させていただきます。ゲームを作ることは特別なことじゃない、という家庭を築く。これでいきましょう。

余暇の過ごし方・選択肢にボードゲームを加える

子供が幼いうちはなんでも家族ぐるみなのでしょうが、成長するにつれてその機会は減っていくものです。
これは自然なことだとは思いつつ、ただ私個人としていろいろと考えてしまうわけです。

だって、家族ぐるみで和気あいあいとゲームするのって、素晴らしくない?

これからも子供たちから「遊ぼう」と言ってもらえるよう、楽しい時間を作っていきたいものです。
そのためには、どうしたらいいのか。これまた難題ですね。

企画・生産・販売まで体験して子供にお金について考える機会を与える

これは……どうやら目的ではないですね。ついでにこれもやっとこう、というやつです。はい、「家族を巻き込んでゲームを作る」もとい「ゲームを作ることは特別なことじゃない、という家庭を築く」に続いての訂正案件。伏してお詫び申し上げます。

あらためまして。
ゲームマーケットに出展するなら、せっかくだしこのあたりのお金の話を子供たちにオープンにする実験をしよう。という「ついで」の目標です。
我が家は自営業ではないので、お金にまつわるリアルな話・教育を子供にする機会があまりないことを、かねてより懸念しておりました。なので今回の企画は渡りに船だぞ、と。そういうことにしておけばゲーム制作や出展の名目も立つぞ、と。外堀が埋まりそうだぞ、と。(あ、また話がブレそうになった)

次回予告

何を書こうかいろいろ考えたのですが、結果としては行き当たりばったりに書きなぐってみた回となりました。雑談回と予告していたので間違っちゃいませんが、とっちらかった内容で読みにくかったと思います。ご勘弁を。
1つでも気になる内容があったならよいのですが。

さて次回のテーマですが、次のうちどれか。あるいは1つずつ順不同で。と考えています。

  • 子供たちがよく遊んでいるボードゲーム

  • ボードゲームを作り、出展するには、いくらかかるのか

  • 先人の記録、そこから得た知見

  • 着想したてのアイディアを言語化してみる

この記事を読んでくださった識者の皆さまのご意見も伺いたいですし、おすすめ記事など教えていただけると嬉しいです。
また当面は週1くらいのペースで掲載できれば、と思っているので、気長にお待ちください。

ではまた次回も、よろしくお願いいたします。

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