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映画感想『桜のような僕の恋人』

3月に公開された映画『桜のような僕の恋人』を鑑賞しました。

あらすじとしては、松本穂香演じる美容師の若い女の子と中島健人演じるカメラマン見習いの男の子の恋物語です。幸せも束の間、恋人が病気で亡くなってしまう、というストーリーはよくあるテーマのように思います。違うのは、日本ではなかなか症例が少ない『早老症』という難病に罹ってしまう事です、人より早く歳をとってしまう。筋力も衰えてきます。

前半のキラキラとした恋人同士の輝いた日々と対照的に、治療法も無く、為す術がないため、本人や家族は日々老いて姿が変わってしまう事に絶望的になるしかない、葛藤や苦しみがとてと切なかったです。

世の中には病気だけではなく、様々な困難が多かれ少なかれあると思います。映画を観ていると毎日、一分一秒当たり前ではなく、当たり前に過ごしていたら、いつしかその毎日があっという間に泡のように消えてしまうこともあるのだと感じます。

私は毎日ヨガをしていて、こんなに体を伸ばしたことはあるだろうか、こんなにつま先に力を入れたことはあるだろうか、こんなに前屈できたことはあるだろうか、と驚きと発見に満ちています。つま先に力が入る、前屈する、これは私は以前は意識すらしていませんでした。最近になり、つま先に力を入る、という感触を味わっています。

当たり前のようで当たり前ではない事がたくさんある。映画は悲しい思いが交錯しますが、私的にはハッピーエンドでした。主人公の女の子が笑顔になれたのが嬉しくなる映画でした


(MacBook)

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