開かれた別荘
自分の別荘を事業にしようと思ったのは、2年半前の新型コロナウイルスの到来がきっかけだった。それまで、僕たちは多忙を極めていた。
コロナ禍になった瞬間、依頼の電話もメールもピタリと止まった。
このままだと事務所は継続できない、いい知れぬ不安に襲われた。
設計者は受託の仕事がほとんどだ。
自分の力だけでは何もできないことを痛感する中で、不安の原因が依頼主に依存していることだと気付いた。
自分で仕事をつくることができたとしたら、たとえ今回のような大きな社会問題が起きたとしても、それに相応しい策を講じることが可能だ。
不安の根源に向き合える事務所経営をつくり上げることが、未来をつくっていくことだと、そうマインドを切り替えた。
公には出来ないけれど、ここだけで書くことが出来る情報も含めて、皆さんに共有出来ればと考えています。 建築業界の凝り固まった環境を見直しながら、新しい働き方や、経営方法、ブランディングについて綴っていきます。