過敏性腸症候群のほんとうの治し方~グルテンフリーと低FODMAP食の盲点~
過敏性腸症候群は病名であって原因ではない!
当院は慢性疾患の原因治療として食事・生活改善指導をおこなっているため、腸の調子が悪い患者さんも多く受診されます。過敏性腸症候群と診断されて治療薬を服用されている方もいますが、薬だけで腸の調子が治ったという方にはまだ出会ったことがありません。それは『病名=原因』ではないからです。
たとえば、インフルエンザという病名はインフルエンザウイルスが原因なので、『病名=原因』です。だからインフルエンザをなんらかの手段で排除すれば治ります。しかし、過敏性腸症候群は『病名=原因』ではありません。では原因は何でしょうか?バイオレゾナンス医学では、5つの原因(金属汚染・潜在感染・電磁波・化学物質・精神的ストレス)が小腸(実際は空腸)に慢性の炎症を起こすことで、便秘・下痢・腹痛などの症状がでると考えます。それをバイオレゾナンス医学では慢性空腸炎症症候群と呼んでいますが、見方によって過敏性腸症候群、小腸内細菌異常増殖症(SIBO)、リーキーガット症候群と病名が変わるだけです。
大事なことは、それらの原因を取り除くことで、小腸の慢性炎症が消えて、症状も治るということです。過敏性腸症候群に対して医学的に推奨されている低FODMAP食は、消化吸収しにくい糖質を控えるというものです。小麦や乳製品を控えることにもなりますので、必然的にグルテン・カゼインフリーになります。低FODMAP食だけで過敏性腸症候群が治る方は良いのですが、問題はそれだけでは良くならない患者さんがいた場合どうしたらよいでしょうか。バイオレゾナンス医学では常に『なぜ』を考えます。そしてゼロ・サーチというエネルギー検知器を使って、その原因を推定することができます。原因が分かれば治療ができます。
実は、グルテンフリーや低FODMAP食には盲点があるのです。その点も注意した上で食事療法を行っていただければ腸の症状だけでなく、それ以外の体調不良も合わせて良くなっていきます。
低FODMAP食の盲点~食べ物~
当院でもゼロ・サーチで小腸に炎症を認めた場合、食事療法の基本として小麦のグルテンと牛乳のカゼインを控えることを提案しています。ただ、これだけの指導では不十分なのです。
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