三人のレイコの、痛みと愛の連環
『一月の声に歓びを刻め』という映画を観てきました。
損なわれた損ないが癒えることはない、生きている限り。
三人目のレイコは、相手がレンタル彼氏だから、これまで誰にも言えなかったことを言えたんだろうね。
レンタル彼氏役の俳優さん、チャラさと繊細さのアンバランスさが絶妙だった。
たぶん一流のヒモやホストは、物凄く繊細なのだろう。
安易な救済を用意しない三島有紀子監督、ブラヴォーーー!!!
久々にパンフを買った映画だった。
じっくり【人間】を見せてくれる映画、少なくなったなぁ(遠い目)。
ジャニーズやMe tooのように声を上げられない人はたくさんいて…
「おまえは汚れてなんかいない!」っていう台詞、刺さったなぁ。
へ?そんな台詞はなかった?
私の耳には聴こえました。