大人の人間関係からみるアタッチメント(愛着)障害について
最近学んだアタッチメントだが、これは、子供の発達上知っておくと親はとても楽になる。
そして、アタッチメントは大人になった後も人間関係に大きく影響を与える。
最近起こった、私の人間関係のトラブルからアタッチメントについて学びたい。
(放送大学の学習者と育児経験者の考えという点を留意していただきたい。)
乳児にはアタッチメントの対象者が絞られ、子供の中で形成されていくものがある。
1つはソーシャル・コンピテンス=「自分は何かを主張すればそれに答えてもらえる」という、自分に対する自信。乳児は養育者から適切な応答を引き出すために、自らの状況を知ってもらうよう、養育者に働きかけなくてはならない。このとき、成功体験を積まなければこういった働きかけは応じにくくなる。
2つは他者に対する基本的信頼感。コンピテンスが働きかける主体としての自信かつ、自分が働きかけさえすれば、その対象となる人は自らが望む方向へ事態を動かしてくれるはず、という意味での信頼関係。
これを最近起きた、私の人間関係と照らし合わせてみよう。
1、友人Aは私に「うちの旦那ムカつく早く死ね」と言う
これは、複数人に言っているものではなく、私にだけ話してくる内容である
コンピテンス→1自分が家庭のストレスを主張しても許される人間であると思っている。そして、その話を聞いて同情して欲しいし、してもらえるという信頼とアタッチメントの関係が形成されている。
2、友人Bは私に「その考えは間違っていると思う」と気がかりな事があると主張してくる。
コンピテンス→1自分の主張が相手と全く違い、対立する可能性があっても主張して許されると思っている。そして、その話を受け止め考えを変えてもらえるという信頼関係、アタッチメントの関係が形成されている。
私はその2人どちらともにも、「それは受け止められない」と主張した。
愛情ではなく拒絶の態度を示した。
その二人とは、今は程よい距離を保てている。
愛着を持つもの拒絶される痛み。
それを与えてしまったことや
愛をもって接することの出来ない自分の未熟さを悔やんだが、
人間関係において、目に見えない
「距離」というものはとても重要になる。
ということを学んだ経験であった。
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