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みんないろいろ抱えて生きていたりする

こんにちは、タニシです。
本日のテーマは生きづらさについて。

なんというか、みんな結構いろいろなものを抱えて生きていたりしますよね。
見えないだけで。
私も小さい頃からいろいろあって、生きづらいと感じることが多かったです。今は割と元気なのですが、それは自分の生きづらさの理由を理解したり、同じく悩んでいる方のSNSを見たりして、自分なりの向き合い方を見つけつつあるからだと思います。

以下が、私が把握している病気や気質たち。(過去のものも含む)

■起立性調節障害(小6〜中3あたり。ほぼ完治)診断済み。
■過敏性腸症候群(高1〜)診断済み。落ち着きつつある。
■皮膚むしり症(中学〜)自己診断。
■睡眠相後退症候群(大1〜)診断済み。服薬中。
■うつ病(大3〜 落ち着いてきている)診断済み。服薬中。
■HSP(?〜)自己診断。

こんな感じです。
一つずつ見ていきましょうか。



起立性調節障害

「生きにくいなぁ…」「生きるのって大変だなぁ…」と感じ始めたのは小学校6年生の頃。
夏休みにラジオ体操の当番(カードにスタンプ押すやつ)を担当していたのですが、朝の6時に起きることが苦痛になりました。
違和感を感じるまま中学に上がり、小中と続いた学校側の問題と並行して、夜眠れない、午前中は体がだるい、などの問題が起きていました。それについての家族、特に祖母の反応はもちろん悪く、「仕事のできない役立たず」という扱いを受け、私も反論することができなかったので耐えることしかできず、実家は居心地の悪い場所となりました。
「働かざる者食うべからず」の精神の家だったのと、祖母と母の仲がそこまで良くなく、それに気が付いていない父にも不信感を抱いており、身近な大人に対してあまり良いイメージを抱いていませんでした。
中学2年生の頃に血圧や心電図、レントゲンや採血などの検査を受け、『起立性調節障害』と診断されます。自律神経失調症の一つで、簡単に言うと、朝目が覚めてから身体が起きるまでにものすごく時間がかかる病気です。

起立性調節障害は自律神経の働きが悪くなり、起立時に身体や脳への血流が低下する病気です。
そのため、朝になかなか起きることが出来ない、朝の食欲不振、全身倦怠感、頭痛、立っていると気分が悪くなる、立ちくらみなどの症状が起こります。
症状は午前中に強く、午後からは体調が回復することが多いです。夜には元気になり、逆に目がさえて眠れないこともあります。

https://tsudashonika.com/disease-cat/other/od/#:~:text=%E8%B5%B7%E7%AB%8B%E6%80%A7%E8%AA%BF%E7%AF%80%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%81%AF,%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E5%A4%9A%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

血液や内臓が動き出すのが人より3時間も遅いとか、そんなような説明を受けた覚えがあります。急に起きると吐き気に襲われるので、目が覚めたらまずは手をゆっくり握って開くのを繰り返して、少しずつ身体を動かしていくと良いとアドバイスを受けました。
ただ、これは厳密には病気ではなく気質のようなもの、ともお話してました。
私自身は、違和感の正体はこれだったのか!と、話を聞いた時は少し気持ちが楽になっていたのですが、一緒に病院に付き添ってもらっていた母に、帰りがけに「病気じゃ無いんだから、病気と思っちゃいけないよ」と言われ、気持ちが更に沈んだような絶望感を抱いたのを覚えています。
今なら、病気に逃げないように私を律してくれてたのかなと思うのですが、いかんせん当時の私は精神的にキャパオーバーだったので、この言葉は私の中で呪いとなってしまいました。

過敏性腸症候群

起立性調節障害が落ち着いた高校生の頃。次に私を襲ったのは腹痛と下痢でした。何か緊張したり、嫌なことがあったりするとすぐにお腹を下すようになりました。病院に行って診てもらっても異常は無し。この病気の名称を知るのは大学生になってからです。『過敏性腸症候群』という病気で、IBSとも言います。

過敏性腸症候群とは、特に消化器の疾患がないにも関わらず、腹痛と便秘、または下痢を慢性的に繰り返す病気です。腸管の運動が異常に亢進し、刺激への反応が過敏になることで引き起こされると考えられています。
主な原因は、ストレス、不安、抑うつ、恐怖などの心理的要因や自律神経の失調とされています。

https://www.onaka-kenko.com/various-illnesses/large-intestine/large-intestine_06.html

下痢型や便秘型、ガス型などの種類があり、なんというか、奇病です。薬は無く、自分で体調を整えながら付き合っていくことしかできません。私は今ではだいぶ落ち着きましたが、ひどい人は映画館などの静かな場所に行けなくなったり、電車に乗れなくなったりするそうです。

睡眠相後退症候群

19歳には『睡眠相後退症候群』になります。

睡眠時間帯が通常の生活時間より一定の時間だけ後方にづれて(遅くなって)戻れなくなったために、睡眠リズムに障害を起こし眠れない状態を睡眠相後退症候群と言います。この症状は思春期に出現する人が多いようです。

医療法人社団ウェルネス望洋台医院

リズム障害の一種で、生活リズムが3時間ずつくらいに後ろにずれていってしまう病気です。起立性と似ています。今では睡眠導入剤を服用しています。人に言うと、「え、じゃあ不眠症なの?」と言われたりするのですが、私の場合は、夜に眠れないというだけで、朝方になると眠気が来るのが特徴です。
概日リズム睡眠障害(体内時計の周期を外界の24時間周期に適切に同調させることができないために生じる睡眠の障害。)の一種で、睡眠相後退症候群の逆パターンで、睡眠相前進症候群、非24時間睡眠覚醒症候群などの種類もあります。
これだけ書くと本当にクズ過ぎて悲しくなるのですが、例えるなら毎日時差ぼけしている感じらしいです。時差ぼけ、なったこと無いんですけど。無理やり起きると吐き気と頭痛に襲われることがあります。睡眠に関しては、幼い頃から夜型だったらしいです。母親にだいぶ苦労をかけただろうなと申し訳なく思っています。
これに関しては、最近は割と落ち着いています。たまに朝の5時まで眠れなくなったりする時もありますが、今のところは生活に支障はありません。電車の待ち時間だと思っています。私、待つの結構得意なんです。次の電車が来るまで、妄想したりしてぼんやり待っている感じです。

うつ病

22歳の時には『うつ病』になりました。

うつ病は、一言で説明するのはたいへん難しい病気ですが、脳のエネルギーが欠乏した状態です。それによって憂うつな気分やさまざまな意欲(食欲、睡眠欲、性欲など)の低下といった心理的症状が続くだけでなく、さまざまな身体的な自覚症状を伴うことも珍しくありません。
つまり、エネルギーの欠乏により、脳というシステム全体のトラブルが生じてしまっている状態と考えることができます。

https://kokoro.mhlw.go.jp/about-depression/ad001/

元々20歳の頃から、誕生日になると罪悪感を感じたり、ティッシュなどの消耗品や冷蔵庫の中の食材が減っていくことに対して、自分が生きていることがただただ気持ち悪いと感じるようになっていたのですが、家族のことや、自分の過去のことや、就活やら卒論やら、色々なことが重なっていて限界だったのだと思います。
この頃は地獄でした。常に謎の焦燥感に追われ、何もしていないのに涙が止まらなくなったり、喉が閉まっている変な感覚を感じていました。シャワーを浴びるのが面倒で何日もそのままで過ごしていたり(行程の多いタスクがこなせなくなります)、食材を買いに行く気力が無く、冷蔵庫の前で何時間も体育座りをしていたり。電話に対して異常な恐怖心を抱き、スマホの音が鳴る度に怯えて過ごしていたりしました。大好きな本を読もうとしても、文章が全く頭に入ってきません。文字は理解できるけど、それが何を意味しているのかが全く分からなくなりました。
音楽はまだ理解できたので、YouTubeでamazarashiとヘルニアとカンザキイオリを聞いて、なんとか生きながらえていました。(分かる人にしか分からないやつ←)
この頃は富山におり、病院の先生に長野の実家に帰ることを勧められましたが、「今実家に戻ったら本当に爆発する」と理性が働き、大学は一年留年して富山で通院することになりました。
今ではだいぶ落ち着きましたが、いまだに冬になると気分ががくんと落ちます。おそらく冬季うつなのだろうと想像しています。まあ冬は、仕方ないのでできるだけ暖かくして、寝て過ごすようにしています。

皮膚むしり症

この頃もう一つ私を苦しめていたものがあります。親指の皮を剥いたり、爪を噛んだり、ささくれを生えている方向とは逆に引っ張ったりするなどの、自傷行為の癖です。定期的に両手の親指が血だらけになります。他にも唇の皮を剥いたり舌を噛んだりなど、それはもう、色々治らない癖があります。一時期両手を包帯でぐるぐる巻きにして過ごしていたのですが、まあ効果は無かったです。後から知りますが、これらの癖にも名前があり、『皮膚むしり症』といいます。

皮膚むしり症は、かゆみが生じる身体疾患や皮膚疾患ではないにもかかわらず、自分の皮膚を繰り返しむしることを止められない障害です。よく対象となる部位は顔、腕、手ですが、多くの人が複数の部位で皮膚むしり行為をします。特定の部位をむしりすぎて損傷すると、別の部位をむしるようになります。自分の手でむしるほか、ピンセットや針など道具を使うこともあります。また、皮膚をこすったり強く抑えたり、刺す、噛む人もいます。

https://www.e-heartclinic.com/kokoro-info/special/panic_10.html

本当は皮膚科、精神科に相談するらしいのですが、一度富山の病院で相談したら軽く流されてしまったので、そこから放置してしまっ
ています。
現在では絆創膏を常備して、なるべく出血させないように対策しています。

HSP

ここまでは大学生までのことなのですが、大学を卒業し、地元大町に戻ってきて3年目の頃に知った気質があります。『HSP ( Highly Sensitive Person)』といい、いわゆる繊細さんと呼ばれる方達のことです。

HSPとは、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質をもった人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼び頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー」と呼ばれています。

マドレクリニック

光や音に敏感、些細なことでも深く気にしてしまう、ロングスリーパー、怒られている人を見ると自分も怒られている気分になる、など……。外部からの刺激を他の人より受けやすく、それにより体力を消耗してしまうらしいです。
Instagramで見て初めて知ったのですが、項目の殆どが当てはまっていました。
というか、ずーーーっと自分が「なんか生きづらいなぁ」と思っていたの、これの所為では?と、気が付きました。IBSとか皮膚むしり症は原因がストレスだったりするので、まさしくこれが背景にありそうだと思ったのです。

ただ、これに関しては、自分のMBTI診断(16個に分かれる有名な性格診断)が提唱者(INFJ)であり、HSPの特徴との一致が見られるので、必ずしもHSPという訳では無いのかなとも最近思い始めています。単に性格的なものなのかも。

まとめ

大体こんな感じでしょうか。

睡眠導入剤を飲み始めて9年、精神安定剤を飲み始めて6年になりますが、今ではだいぶ状態も安定しており、回復に向かっています。
好きなこととかやりたいことを我慢しないことが大事です。
特に、私はヒトカラが大好きなのですが、嫌なことがあったらとりあえずヒトカラに行って、人前では歌えないような不健全な歌を熱唱して、何食わぬ顔でお店を出たりしています。
あとは、水が良いらしいです。プールや温泉に行ったり、川に行ったり。
最近実写映画化された『52ヘルツのクジラたち』にも出てきますが、クジラの歌声をYouTubeで聞くのもおすすめ。気がついたら1時間くらい経っていたりします。水、良いです。

生きるのって大変ですよね。生きているだけで本当に疲れるし、自分の体調に振り回されるし、しかも自分ではコントロールできなかったりもするし。
ただ、現在ではいろいろなものに名前がついて、定義づけがなされています。何かの不調も、もしかしたら別の原因があるのかもしれません。意外と対処の仕方もSNSとかに載っていたりするので、根気よく付き合っていくのが良いのかなーなどと思います。

あんまりこういう生きづらさに関してはオープンにしてこなかったのですが、少しでも自分と同じように生きづらさを抱えている方の手助けになれば良いなと、今回の記事を書いてみました。
ひとりじゃないよ。気持ちわかるよ。
って、たぶん私も言われたかったんですよね。
誰にもわかってもらえない孤独感こそ怖いものは無いと思います。


・・・とまあ、いろいろ書きましたが、人生全てをこういったものたちに支配されていたわけではなく。
趣味もたくさんあるし、割と毎日楽しく生きています 笑
そんなものです。人生なんて気楽に生きた方が絶対良いんだから。
しんどい時は、お茶でも飲みに行きましょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、またお会いしましょう。
ではまた!


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