積極生リハビリ5|120kgまで太ってから40kgまで痩せる過程でいかにして生活がぶっ壊れていったかを書いてみる〜「体型管理」に関することを幼少期からおさらい〜
いろいろなことがあって、生活がぶっ壊れてしまったわけだが、理由は絡み合えど、その中心にいつもあったのは「体型管理」である。
その「体型管理」を中心に話題を整理してみたことが案外なかったので、今回はそれに取り組んでみる。
正直言って、最近のことは摂食障害のことを中心に書いている。
基本的に自分のために書いてみているのだが、もし世の中の役に立てるとしたら、「摂食障害は生活をぶっ壊すんだな」という反面教師の材料としてほしいという想いと、もしかしたらこれが「パパゲーノ効果」を生むことも願っていたりもする。
(当たり前だが書いてみたら最近になるにつれて詳しい思い出の書き起こしになり、バランスが悪いけどご愛嬌で。。)
出生時
別に大きくもなく小さくもなく生まれる
幼稚園
おそらくこの頃に体重計に乗って「26kgだ」って思ったシーンを強烈に記憶している
(今回初めて幼稚園児の標準体重と照らし合わせてみたが、もし本当だったら既に太り過ぎであったことが判明)
小学校
後で写真を見ると健康優良児の範囲内に見えるが、健康診断の結果「あなたは肥満ですよ」という通知の紙を6年間もらって本当に嫌だった。先生に呼ばれて前に取りに行く晒し者感と、親に渡すと毎回残念がられるのが嫌だったのだと思う
肥満通知で「自分は太っているんだ、それは残念なことなんだ」と自覚したのか、既に太っていることを悩みとして捉えており、身長体重をくるくる合わせてBMIを出すやつを保健室前を通りかかる度にやって、毎回「肥満」て出て落ち込んでいた
この頃よく母親に「出先で食わせてない子みたいに食べ物を食べないでほしい、恥ずかしい」と言われていた。少なくとも小学生時代にはすでに食欲が無限大だったということ
中学校
ガチめの運動部に入ったので動いてはいたが、定期テストのストレスをお菓子で解消するようになり、肥満は解消せず
セーラー服のスカートのホックがいつもきつかった思い出が鮮明
高校
引き続き制服はきつかったものの、この頃になると少々増減があっても同じ体重に戻るようになっていたので、成長としての増量は終わった感じだった
一応ダイエットをずっとしていることにはなっていたが、一度も減量できた試しがなく、なぜ痩せられないのかといった趣旨で母親とよく喧嘩していた
卒業アルバムに載った自分の膝頭が周りの子に比べてあまりにもでかく、今でも膝の大きさは直視したくないものの1つ
大学
食生活が意のままになり、体重が乱高下した時代
ケチな性格が功を奏して痩せた時代もあったが、カントリーマアム大袋を1人で食べきったときの満たされた気持ちはセンセーショナルな高揚体験として脳に刻まれ、そこから余裕で桁増加あたりまで体重が増える
このまま一度もモテずに死ぬのが嫌で意を決して食事制限+ジョギングのダイエットを始めたが、どうしても食欲に勝てず、どちらも叶えるソリューションとして嘔吐に出会う。結果、20kg超のダイエットに成功する
痩せられて嬉しかったが別に痩せてなにかいいことがあったわけでもなく、苦しいのは嫌いなクズめな性格なので徹底はできず、再度太ったり吐いたりしながら過ごす
社会人
入社すぐは慣れるまで家帰って寝るのがやっとの生活でまた25kgくらい痩せた
年次があがるにつれ残業とプレッシャーが増え、釣られて(言い訳)食べる量も増えた結果、桁増加なんて余裕で結構な体重まで上り詰めた。ファミレスのボックス席やマックの椅子固定カウンター席にお腹がついて座りづらいし、入る服を探すのが大変だしなにより恥ずかしいので生きづらかった
一応食べたものは全部吐く意思はあったが眠さが勝っていた。毎晩ドカ食い気絶。朝になって焦って吐くが胃液と残骸しか出ない
ふとしたきっかけで、「やせたらもっといろいろ前向きに取り組めるんじゃないか」なんて思い、基本絶食ダイエットを開始
20kg程度痩せたところでやっぱり食欲に勝てず、食べて吐くのを再開してダイエットを何とか永らえさせ、さらに痩せる
50kg程度痩せたくらいの時に、徹底した吐きっぷりに喉が慣れて全然気持ち悪くなれなくなってしまい、1回吐くのに3時間とかかかり疲弊するが、どうしても食べたくて絶望する
生活の大半を吐いてるよりも、楽に吐けるのであれば終わってもマシと思ってしまい、人生終わると噂のチューブ吐きに手を出す
あまりにも楽に、しかも綺麗に吐けてしまい、体重がびっくりするほど順調に落ち、人生で初めて標準体重を下回ったことに達成感を覚えるが、どうせならシンデレラ体重に・・みたいな欲張りの気持ちが生まれる
楽に吐けるからこそ、吐いたそばからまた食べる誘惑にだんだん勝てなくなり戸惑ったが、今まで我慢してきた分を一旦飽きるまで食べきろうみたいな思考で本能のままに食べ吐きを続け、仕事以外の時間を食べ物を買ってくる・食べる・吐くのみに費やすようになる
纏めて買えばネットスーパー、通販でも食品をお手頃価格で手に入れられることを知り、食べる・吐くにより集中しやすくなる
飽きるどころか、まるで「トイレに行きたいな」という欲求と同種の我慢できなさの食べたい衝動が常に湧き上がるようになり、家で読書やどこかに外出をしようとしても、「それより食べたいな」と思ってそちらを選ぶことを辞められなくなる
いずれ仕事中も食べたいという衝動と戦うようになり、どうしても無理なときは昼休憩を利用して吐くようになる。そのため、より短時間で吐ききれて破産しない食べ物を吟味、研究するようになる
20種類くらいのサプリでカロリー以外の栄養素は完璧にとれるようにしていたが、体重が40kgを割りそうになった頃、さすがにカロリーが足りな過ぎたのか、自分が何が楽しいのかがわからなくなり、他の人が楽しそうにしているのもよく理解できなくなりはじめる。あとすごいハゲる、というか髪が極細になる。生理も止まる(もう1年くらい止まってる)
「痩せたらいろいろ前向きに」どころか、コップの上げ下げすらしんどいくらい筋肉が落ちて何もまともにできなくなっていることに、ここで初めて気づく
うまく物事を考えられないし行動するにもやる気も筋力もなくなってしまったことに恐怖を感じ、お医者さんに相談するようになる
最低限基礎代謝分はカロリーを摂ろうと、葉物野菜、海藻、きのこ、大豆(最低限)の消化を許可するようになるが、それ以外の食べ物全般を毒としか感じられないとらわれから抜け出せず、食事の組み立てに苦労する
カロリー摂取が恐怖なら基礎代謝をあげないとと、全くなくなってしまった筋肉を取り戻すためにジムに通い始める
引き続き食べ吐きはやめられず、昼は大量の葉物野菜を食べて何とか気を逸らしながら仕事をして、夜は5kg程度食べて吐くのを毎晩2-3回繰り返す生活が定着する。この過程で満腹と思えるタイミングは一度もなく、食べれば食べるほど食べたくて困る
食べ物に触れると、フラッシュバックのように過食の欲望が湧き上がってくるので、野菜を切ったり煮たりも辛くなるこのバケツに食べ物を出し入れする無意味な作業を、太らないように慎重に続けることがとてもつらく、なぜそこまで努力してこの無意味な生活をつづけなければいけないのかという疑問に考えが占領される
どうにか抜け出すために食べ物以外の依存先を探そうと、ほぼ湧かない気力の中でもできることから試行錯誤をはじめるが、よく考えたらもとからやりたいことなんてなかったし何を目的に生きたらよいかわからなくなる(現在)
とりあえずこんな感じだ。今思うと、幼稚園時代の体重計経験を覚えてるのはおかしいのでは?何かこの時代にショックなことでもあったのかな?とも思うが、今となってはもう確かめようもないなーという。
他にもこの整理の経験から、なにか変化があればまた別途まとめようと思う。
(もし同じ悩みでただただ誰かと話したいとかの人がいれば、何もできないけど話し相手くらいにはなれるのでお気軽にコメントいただければと思う。)