営業担当を定期的に代える効果

≪僕じゃないと対応できません≫


僕が会社員時代にある部下(先輩)から言われたセリフ。
その先輩は大手のお客様を長年担当されていて
会社の売上のメインを担っているプライドと
お客様への愛情はよくわかっていました。

それでも僕が責任者になった段階で
担当を変わっていただきました。

担当が変わったのはその先輩だけでなく
半分以上の営業担当者です。

1か月程度は引継ぎなどで大変だったのですが
その後は会社も活性化されてプラス面しかありませんでした。

≪長く担当するメリット≫


一つのお得意先様を長く担当すると「勝手がわかる」ので
お客様も安心ですし社内でも安定した数字が見込めて
上司としては楽ですよね。

またお得意先との関係も深くなり
上層部と繋がれる可能性も高くなります。

僕がいた流通業ではお客様の担当者(バイヤー)様が
定期的に変わるのでベテランの業者が業界の事や商慣習を
伝える役割もありました。

これがメリット。

≪担当を変えないデメリット≫

逆に担当を変えない弊害もあります。

・商品のご提案がマンネリ化してしまう。
    新しい提案をしなくなってしまう。

・担当者は「いつもの」仕事だけすればいい、と思ってしまうので
 成長しない。

・変化がないので会社が活性化しない

・担当者に何かあった時(長期の休みや退職など)
 対応できる人がいないのでお客様にご迷惑をおかけしてしまう。

いかがでしょうか?

≪担当を定期的に代えるメリット≫

僕が担当を定期的に代えた方がいいと言っているのは
このメリットが大きいから。

・定期的に新しい仕事をすることになるので
 部下の成長が早い

・一つのお得意先様の事を何人もが知っていることになるので
 トラブルがあっても対応できる人が多くなる。

・いつかは担当を変える事になるので定期的に担当が変わる会社と
 お客様が思っていたら不満が少なくなる。

・何より社内が活性化する


これは僕が長く働いていた卸売業の体験を基に書いているので
たとえば数年がかりで受注に向けて動く業界ですと
担当変更のサイクルは長くなると思いますが、
それでも定期的に人事異動は行った方がいいですね。


これから新年時に向かって組織編成など検討されている企業も
多いと思います。

ぜひ部下に新しい仕事にチャレンジする機会を作ってみたら
どうでしょうか?


有限会社種屋
 代表取締役 橋本勝彦

中小企業向け営業コンサルタント
まごころ営業コンサルタント
☆中小企業で25年の営業経験
☆社員数20人の会社で年間2億の営業赤字を現場改善で黒字化
☆既存先とは別業態への新規開拓実績。4年で100件2億円
☆資格も実績もないのに東京商工会議所で年に10回講演
 (累計30回以上講演)
☆「お客様が御社のファンなるまごころ営業研修」
☆「中小企業の結果に直結するPDCA定着プログラム」研修

☆オンライン無料相談対応いたします。

お問合せはこちらにメールがDMにてお願いします。
Mail: taneya2019@gmail.com

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集